【東大生は教え方が上手いのか?】東大教育学部名誉教授が、「教え方」を語る。




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「学ぶ」とは?

─先ほどまでは「教える」ということについて伺ってきましたが、私たちは日々何かを「学んで」もいますよね。

ズバリ、先生にとって「学ぶ」とは何でしょうか?

 

月並みな言い方ですが、「将来の可能性を広げる」ということだと思います。

生物は何でも、生きるためにその環境に適応して、生存戦略を生み出していく。だけど人間は「生き抜く」ためだけでなく、「より良く生きる」ために学ぶことができます。

 

現代は、昔に比べると誰しもがいろんなものになれる時代だと思います。しかし、自分の将来は「なりたい自己」と「なれる自己」の重なりの中にしか生まれません。

様々な生き方に触れることで、「自分にはこういう選択肢があるんだ」と気づくこと。そしてその選択肢を実際に選べるように自分のスキルを身につけておくこと。これが「学ぶ」ということだと思います。

 

自分には興味がなさそうに見えても、試しに足を突っ込んでみたら意外とその中で「なりたい自分」が見つかることもあると思いますし、興味のないことでも勉強しておけば将来そのスキルを生かすチャンスが広がって「なれる自分」が広がるかもしれない。

興味がないからといって拒絶したり、勉強をしないというのは、はじめから「あり得る自己」への可能性の扉を閉めてしまうようなものです。

 

─勉強が、「なりたい自分」と「なれる自分」の重なりをどんどん広げてくれるということですね。

 

この「学び」の定義を踏まえると、「教える」というのは可能性を提示してあげることだと思います。

先生だって自分の価値観を持っています。あくまで可能性の扉を開けるのは学習者本人なのですが、生徒に対して色々な価値観や可能性を見せてあげることが、「教育」と言えるんじゃないでしょうか。

その教える過程で、教師としてのスキルや適切な学習観が求められるわけですが。

 

─東大生の中には、バイトという形で教育に携わる人も多いと思うのですが、東大生がそういったバイトをするということについて何か思われますか?

 

すごく良い経験だと思います。勉強が好きで得意だった東大は、勉強のおもしろさ、とくにわかることや考えることの楽しさを伝えてくれるといいですね。一方では、今までの自分にはなかったものや、思い至らなかったことも得られるのではないでしょうか。

 

大学、特に東大では、自分と同じような人が群れてしまう傾向がありますよね。同じような学力、同じ性別、同じような家庭の経済的状況…。そうした環境で4年間過ごして、社会人になっていく。

家庭教師や塾講師をするというのは、自分と異なる人と出会い、その人の考えていることを傾聴し、理解しようと努められる絶好の機会です。子どもも、保護者も、自分のまわりの東大生とは違う人たちと出会うはずです。

 

みなさんには、「社会にはいろんな人がいる」ということを踏まえた上で社会に出てもらいたいんです。そうした意識を持った上で、社会と向き合って欲しい。

 

─先生のお話を聞いて、「ただ教えるだけ」のバイトが、全く違うもののように思えてきました。

 

そしてまた、そういった教育系のバイトに限らず、とにかくいろんな人や場所、社会を見て、聞いて、触れて欲しい。今じゃなければ一生しないような出会いをたくさんして欲しい。

時間に余裕のある今だからこそ、学問の仕方だけでなく、広く社会について学んで欲しいと心から思います。

 

─先生だからこそ重みのある言葉だと思います。

本日はありがとうございました!


全国の教育関係者の皆さん……ご自身の「教え方」を振り返ってみていかがでしょうか……。僕は反省すべき点が多すぎて……今から穴を掘って入りたい……完全に「塾講」を舐めていた……。考え方や方法次第で……こんなに素敵な仕事になるだなんて……。(穴を掘る音)

そしてまた、他人に何かを教える力、そして相手の心に誠実に寄り添う力は、塾講師や家庭教師としてだけでなく社会で他者と生きていく上で必要な力ではないかと思いました。

そんな力を塾講師や家庭教師によって身につけることができる・・・。

 

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苔

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