クリスマスデートで財布を見たら1000円しか入ってなかった。

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ただひたすらに寒い道。

 

ひとたび新宿サザンテラスを抜けると、途端に普通の道になる。

 

 

次なる目的地まで、ここからが長い。

彼女には酷寒の街をひたすらに歩いてもらわねばならぬ。

 

「寒い・・・。」

 

 

これでもかというほど、あからさまに顔をしかめる彼女。

非常に申し訳ないが、しばらく我慢して欲しい。

正直、僕も寒すぎて、もう身体の感覚がないんだ。

マフラーを着けないという選択をした三時間ほど前の自分を、非常に恨めしく思う。

 

歩くこと数十分、原宿に到着。

 

 

綺麗なイルミネーションだが、目的地はここではないのだ。

寒い、お腹すいた、イタリアンが食べたい、とひたすらに言ってくる彼女をなだめながら、道は続く。

 

ようやく目的地到着。

 

さらに歩くこと数十分。

ようやく目的地に到着した。

 

 

代々木公園の青の洞窟だ。

 

 

「綺麗だねー。本当に真っ青なんだね。」

これまでの、八寒地獄のような道のりがチャラになったかは分からないが、彼女も満足そうである。

 

 

いやー、頑張ってここまで歩いてきてよかった!

顔は青いが、心はあったかい。やはり綺麗な景色は良いものだ。

きらびやかな道を進む。

 

渋谷の街。

 

 

並木道を抜けると、もう渋谷の街だ。

街も青のイルミネーションで溢れている。

 

 

「次はどこに向かうの?」

彼女が尋ねる。

 

待たせたな・・・。

次はお待ちかねのディナーだ!!!

 

渋谷駅前にある「POTA PASTA」

今までずっと渋谷駅の方へと向かってきたのも、全てはこのお店のためだ。

 

パスタ1皿500円。二人で計1000円。ディナーにして、破格である。

これで、ひたすらにイタリアンを所望する彼女の希望も満たされるだろう。

 

 

彼女の元に、きのこバター醤油パスタが運ばれてきた。

500円とは思えない、本格的なパスタだ。

店内の雰囲気もお洒落で良い。

 

 

僕のトマトモッツァレラも並べられている。

二人でいただく。

 

美味しい!!!!!!!

 

まさか1000円しか持っていない奴がこんなに美味しいパスタをいただけるとは思ってもみなかった。

「美味しいね!!私の希望を聞いてイタリアンにしてくれてありがとう!」

彼女にそう言っていただけると、彼女が目を離したすきに、何度もスマホで店を探した甲斐もあったものである。

 

最後のスポットへ。

 

さあ店を出て、最後の目的地だ。渋谷駅を、渋谷ヒカリエ側に廻る。

 

 

pairing bellsだ。

置いてあるベルを鳴らすと、連動して音と光の演出が始まるらしい。

 

チリン。

 

こうしてクリスマスの夜、二人はベルの音と光に包み込まる。

多幸感が溢れる。

このままずっとこうして・・・。

1000円よ・・・。ありがとう・・・。

 

 

 

fin.

 

 

読んでいただきありがとうございます。

 

みなさんいかがだったでしょうか。僕の妄想クリスマスデート活劇。

うっかりデート当日に、1000円以外持ってくるの忘れちゃった!なんてことになってしまった人は、参考にしてください。(責任は取れません。)

 

ただ一つ、言わせてください。

マフラーだけはしていけ。本当に寒いから。

 

 

彼女役をやってくれたメアリーさん、サポーターとして同行し様々なデートスポットについて御教示くださったいっちーさん、非常に魅力的な写真を撮ってくれたカメラマンの谷口くん、本当にありがとうございます。

メアリーさんといっちーさんが、昨年のクリスマスに自転車で東京中のイルミネーションを回りまくった記事はコチラ

そして、ここまでこの記事を読んでくださった皆様に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

 

おまけ

 

 

都庁前で、500円ディナーをひたすらに探しまくるの図。

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

チロルです。 小学校の時に、少年が全国に散らばったチロルチョコを集めに旅に出る、という漫画を描きました。

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