クリスマスデートで財布を見たら1000円しか入ってなかった。

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とりあえず都庁。

 

とりあえず、お金をかけずに回れるデートスポットへ行くことにする。

 

新宿で無料で楽しめる場所といえば、都庁だ。

そこに向かえば間違いないだろう。

 

 

長い長い「動く歩道」で都庁へ。

 

 

都庁到着。赤い光がクリスマスの夜を彩る。

地上202メートルの展望台まで上る。

 

 

東京の夜景は綺麗だ。焦る僕の心は落ち着いてきた。

 

 

普通にいいデート、できてるじゃないか!

さすが東京。無料で楽しめるスポットがあるものだ。

まだ1000円の余裕もあるのだし、この調子でいけばうまくいくかもしれない。

 

そう思った矢先、彼女がぽつりという。

 

「あー、少しお腹すいてきたな。夕食はお洒落なイタリアンがいいな。」

っっっっっっつ!!!!!

ま、まずい・・・。夕食という最大の関門があるではないか・・・!

 

しかも彼女、メアリーは過去に財布を忘れて、デート代を全て彼氏に払わせたという過去を持つ。(これは実話です。

クリスマスの今夜は、全てのデート代を僕に払わせる気で来ているだろう。

 

ディナー、一人500円・・・。

 

 

都庁展望台にて、「展望台キティ」キーホルダーをねだる彼女だが、当然買わない。(買えない。)

ナイアガラの滝へ。

 

キティから逃げるように都庁を抜け、ディナーの場所を考えながら、新宿のデートの名所、「ナイアガラの滝」を目指すことにする。

新宿中央公園の中心にある滝型の噴水だ。こちらも当然無料。

彼女もきっと喜んでくれるだろう。

 

 

えっ・・・。

 

 

何も流れてない・・・。

(本来、この石壁の部分に盛大に水が流れております。)

彼女も、こんな寒い中歩かされて、なんで石壁?みたいな顔をしている。

 

これはまずい・・・。

切り替えて、次のスポットへ向かわなくては!

再び新宿駅へ。

 

新宿駅へと再び舞い戻ってきた僕たち二人は、原宿方面へと向かう。

なぜなら、新宿駅から原宿方面にかけて、まさにデートにうってつけのイルミネーションロードがあるからである。

そう、新宿サザンテラスだ。

 

 

き、綺麗!

雰囲気の良い並木道の木々が、クリスマスらしいオレンジの光をまとっている。

 

 

彼女もとても楽しんでくれているようで、一安心だ。

1000円しか持っていないことなど忘れそうになる。

いや、いっそ忘れさせてください。

このまま、この暖かな光に包まれさせてください。

 

 

「なんかあるね。可愛い。」

どうやら「ビッグフラワーパーク」というフォトスポットらしい。

その一角に、カップルベンチを発見した。

 

 

しばらく座って談笑する。

彼女もここまで歩いて、疲れていることだろうという配慮だ。

いやしかし実は、これからのための英気を養ってもらう、という意味合いの方が強いのだが・・・。

 

次ページ:待ち受ける苦行。

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ABOUTこの記事をかいた人

チロルです。 小学校の時に、少年が全国に散らばったチロルチョコを集めに旅に出る、という漫画を描きました。

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