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「モテないのは俺のせいじゃない」責任転嫁からアプリ開発に至った東大生

2019.02.02

「モテないのは俺のせいじゃない」

突然ですが、(自意識が)健全な東大男子なら一度は思ったことがあるのでは・・・?

「男子校出身だし・・・」

「東大に女子2割しかいないし・・・」

そもそも東大生である自分がモテないわけがない

例に漏れず自分もそのうちの一人です。

学生証
  1. 名前:山田浩平
  2. 所属:経済学部経営学科3年

華やかなキャンパスライフ・・・とは

男子校に通っていた自分は、高校3年生のときに当時の国語教諭に

「モテるために勉強するんや。」

と言われ、その言葉を盲信。猛勉強を経てなんとか東京大学に合格することができました。

高校3年間、部活と勉強に青春を捧げた自分は、華やかなキャンパスライフを夢見て上京。

テント列では今まで触れたことのないような「キラキラ感」を目の当たりにし、

「自分も来年はこのキラキラの中に・・・」

と妄想していました。

しかし何を間違えたか、女子がほとんどいない学内サークルに所属。

クラスでも男子校上がりのインキャがキラキラできるわけもなく・・・

「東大生がモテないわけがないんだから・・・」とモテない現実から目を背け、

「暇女」の影響で流行った「tinder」も始めることなく、

気づけば彼女もできないまま2年が経って3年生に・・・

想像してた大学生活

東大生がモテないわけがない

3年生にもなると、「あれ自分、成人飛び越えて、21歳になってる・・・!?」

流石に危機感に苛まれ始めました。

しかし、「東大王」や「さんまの東大方程式」、それから友人の東大生YouTuberを見ている限り、

「東大生カッコいい!」

みたいな世間の声もあるわけです。そんな幻想にとらわれ続け、

「東大生がモテないわけがない、自分が今いる環境が悪いだけなんだ・・・

マッチングサービスでも始めるか

と考え、ついにマッチングサービスに手を伸ばしました。

しかしマッチングサービスでどれだけ「いいね」を送っても、全くマッチしません。

自尊心を捨てて、がっつり顔が写っている写真から、顔が若干見えずらくなった写真に変えると、少しずつマッチするように。

まあどんな形であれ、マッチしたことは進歩!とポジティブに捉えたのもつかの間、

「なんて話し始めればいいのかわからん!!」

やっとの思いでマッチしたにも関わらず、話しかけても無視されてしまったり、「初めましてー」の往復で終わってしまったり。

そうこうしているうちに、一ヶ月が経ち、また課金を重ね・・・

ようやく話が合いそうな人を見つけても、思うようには話が広がらないし、遊びに誘うにも、最初から1:1はハードルが高く。

案の定うまくいかないまま夏休みを迎えてしまいました。

悪いのは・・・?

そこで自分が思ったことは

マッチングサービスでモテないのは俺が悪いんじゃなくて、マッチングサービスが悪い

マッチングサービスのシステム自体に問題があるんじゃないかと思ったんです。

(暴論of暴論である点は目をつぶってください。)

でも、マッチングサービスなしで、リアルの場で自分は出会えるのか?というと正直難しい。そうなると残された手は・・・

「自分でマッチングサービスを作るしかない!!」

自分で作る、という謎の道を選択

かと言って、東大の情報の授業ですらチンプンカンプンだった自分がアプリの開発なんてできるわけもありません。

彼女ができないだけでなく友達も少なかった自分は、数少ない知り合いの工学部生に、「一緒にマッチングサービス作ろう!」と誘ってみました。

その友達も、僕(の友達の少なさ)を思いやって一緒にやると言ってくれたのですが、彼も開発経験はなく、プログラミングもデザインも二人で一から学んでいきました。

無謀な企みはここでは終わらず、マッチングサービスを作っていくうちに、

「今作っているサービスだけじゃなくて、もう一つ走らせたい!!」

という願望が湧き、プログラミング経験者の後輩を引き込みました。

彼女ができない僕を見かねて一緒に開発してくれた友達
超強力な助っ人、プログラミング経験者の後輩。超笑顔。

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アプリ開発編

知り合いとなら、問題ない!?

僕が思っていたマッチングサービスの良くない点は主に三つ。

一つ目は、『仮にマッチしても、話し始める話題がない』。

サークルの新歓とか、大学での初対面の人とならそこそこ話せるんですよ、コミュ障の自分でも。

それは共通の話題があるからで。「クラスどこ?」「サークルは?」「高校は?」「最寄りは?」「〇〇と知り合い?」とか。

マッチングサービスではどの話もできないんですよね、プライバシーにがっつり踏み込んじゃってますし・・・

知らない人に話しかけるのって難しくないですか・・・?

二つ目は、『チャットでずっと話し続けるのが辛い』。

知り合いとラインする分にはまだ気持ちも楽なんです。ご飯とかも誘いやすいですし。

でも、マッチングサービスで出会った人とはまずこのチャットで信頼関係を築かないといけないわけです。知らない人と会いもせずに信頼関係を築く。

なかなか辛いものがあります・・・

三つ目は、『デートにこぎつけても、いきなり1:1」

まずは共通の知り合いとグループで遊んで、その中で好きな子と仲良くなっていきたいところなんですけど、マッチングサービスではそんなことはできなくて・・・

コミュ障に1回目から1:1は厳しいですね。(そもそもデートに何回こぎつけたっけ

ハードル高ぇ・・・

他にも、

『写真が本物かわからない。めちゃくちゃ盛れてる写真かも・・・』

『いきなり知らない人と会うのは怖い』

『死ぬほど”いいね”がきて怖い』(羨ましい)

などを他の人から聞きました。結構女の子の意見が多かったですね、この辺りは。

でもこれって全部知り合いとなら解決する問題じゃないですか?

  1. 『仮にマッチしても話し始める話題がない』
    →既に知り合いなので、プライバシーの部分を聞くハードルも低い
  2. 『チャットでずっと話し続けるのが辛い』
    →既に知り合いなら話し続けるのにもそんなに抵抗がない
  3. 『デートにこじつけても、いきなり1:1』
    →共通の知り合いを連れていけば良い
  4. 『写真が本物かわからない』『いきなり知らない人と会うのは怖い』
    →もう知り合いですし・・・
  5. 『死ぬほど”いいね”がきて怖い』
    →いいねがくる可能性があるのはあくまで知り合いからなので、底なしに来ることはない

秘密で告白できれば最強なのでは!?

じゃあ、知り合いとマッチングできればいいのか?というとそんな単純な問題ではなく・・・

みなさんも一度は見たことがあるのではないでしょうか?

LINEのスクショがtwitter等で晒されているのを・・・

こいつキモくなーい?的な・・・

多分、晒された側は、意を決して話しかけたりとか、食事に誘ったりしていると思うんですけど、晒した側からすれば知ったこっちゃないって話なんでしょうね。やめてあげてほしいですけど。(笑)

でも、相手に好意があるか否かを、メッセージを送るより先に知っていれば、こんな事態も起こりませんよね?

そこで考えたのが、「自分に好意を抱いている相手にのみ、好意を伝えることができる」アプリ。

Twitterでフォローしている人から、石(友達申請)を送りたい相手を選ぶと、相手も自分に石を送ってくれていた場合、マッチしてトークを開始することができます。

当然、自分が石を送ったのちに、相手が石を送ってくれた場合も同様。

また自分が石を送ったことは、相手が自分に石を送らない限り、相手に伝わることはありません。

公式サイト:https://steennet.com/penguin

App Store: https://itunes.apple.com/jp/app/id1437263913?mt=8&ign-mpt=uo%3D4

Google Play: https://play.google.com/store/apps/details?id=com.steennet.penguin

逆評定をアプリに・・・

このアプリで万事解決!彼女ができる!と思ったのですが、「そもそも自分に石を送ってくれる人なんているのか」という問題に直面しました。

そこで考えたのが、「匿名でコミュニケーションをとって、仲良くなることができればいいのでは?」というもの。

匿名ならばスクショを晒されても、自分が晒されていることは(自分にしか)わかりませんし、コミュニケーションのきっかけのハードルを下げることができているな、と思いました。

ではどんな形で匿名でのコミュニケーションができるようにするのか?

すでに存在する匿名でコミュニケーションできるアプリとしては「質問箱」を思いついたのですが、

話題のきっかけが質問しかないうえに、チャット形式のように、話を続けることができない、という点で不十分なように思われました。

そこで考えたのが、「お題を自分で設定して、知り合いと匿名で語り合う掲示板アプリ」。

例えば「他己紹介」というお題を設定して、twitterでリンクを共有すると、そこに匿名でtwitterのリンクから友達が書き込んでくれる、というもの。

掲示板を作った人は実名(というかtwitterのアカウント名)です。

(このアプリの良い点は、勝手にみんなが拡散してくれる、ということです。あまりお金がないので、マーケ費とかほとんど割けないですし・・・)

ここで仲良くなって、実名でコミュニケーションを取れるようになって、さっきのアプリで石を送って、もう一段階仲良くなってもらう、という形も考えられますね!

(後々、実名でのコミュニケーションへの移行を簡単にする機能を実装予定)

公式サイト:https://steennet.com/taco

リンク:https://www.tacosho.net

これからの展望

よく「このアプリをこれからどうしていくつもりなの?」と聞かれるのですが・・・

まあ本音としては実際にどんな風に使われるのかをみてから決めます、というもので。

でも、一つ言えることは、課金によるマネタイズはあまり考えていない、ということです。

どちらのアプリも性質としてはSNSに近しいものがあると思われるので、「プラットフォームビジネス」のような形で展開していければいいな、とはぼんやり思っています。

最後になりましたが、是非是非これらのアプリを使っていただけると、そして拡散していただけると非常に嬉しいです!

また、エンジニア・デザイナー・マーケター、あらゆる職種のインターンを募集しています!

もちろん有給です!

表立って言えないんですけど、開発しているプロダクトとかリリースしてるものもあるので、そこそこ楽しい環境なんじゃないかな、と思ってます。

エンジニア・デザイナーに関しては初心者でも大丈夫です。楽勝だとは言えないですけど・・・(笑)

裁量だとかやりがいの側面を重視していただける方には、満足いただけるかと思いますので、是非是非お話だけでも・・・!
お待ちしております。

会社サイト:https://steennet.com

連絡先:kohei.yamada@steennet.com

<PenGuin>

App Store: https://itunes.apple.com/jp/app/id1437263913?mt=8&ign-mpt=uo%3D4

Google Play: https://play.google.com/store/apps/details?id=com.steennet.penguin

<taco>

公式ホームページ: https://www.tacosho.net

 

この記事を書いた人
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山田浩平
会社サイト:https://steennet.com
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