サークルの初代代表から現役代表までを全員集めて聞いてみた「どうすれば団体は続くのか」

LINEで送る
Pocket

歴代代表に聞く「団体」

団体がなくなるのはどんな時?

編集部

やっぱり代によってスタンスは異なるものの、みなさんが笑論法に対して強い思いを持っているということが分かりました。

次は団体のあり方についてみなさんに聞いていきたいんですが、運営の上で団体自体がうまく機能しなくなっていくこともあると思います。こんな団体ならなくしてしまった方が良い、ということもまたあるはずです。

そもそもどうなったら団体をなくすべきだと思いますか?なくしても良いものなんでしょうか?

どうなったら団体をなくす?

六代目

やりたい人がいなくなったらじゃないでしょうか。

二代目

所詮サークルなんでね。好きでやってるんですよ。やりたい人がいなくなって形骸化したらやめていいと思いますよ。ゆるくていいです。

四代目

僕の場合はやりたい人が自分だけになってしまったんですが、なんとか続けられました。1人でもいれば団体は続くんだということを身をもって証明しました笑。ただ、僕の場合は仲間もいない代わりに逆風もなかったんでね。6代みたいに対立が生まれてしまうとなかなかきついんじゃないかと思います。

三代目

でもまあ、どんな理由にせよ責任のある立場の人が仕事をしなくなっちゃたら団体としては難しい。各代がそれぞれ意識を持って、それぞれの特色を出していこうという意識が必要だと思います。

特にうちの場合はお笑いサークルなんでね、変わっていこうという意識が大切。変わらないお笑いなんて絶対面白くないでしょ。

編集部

みなさんの話をまとめると、やりたいという思いと実際に仕事をする行動力のある人が1人でもいれば、団体は残していくべきだということですね。

やる気がない、実力がない人はどうする?

編集部

では明らかにサークルに対するやる気がなかったり、悪影響を与えたりするような人に対してはどう思いますか?そういう人は団体存続の足かせになると思うんですが。

二代目

いや、僕はそういう人をやめさせるという考えはない。だってサークルだから。好きでやってるんだもん。

僕らお笑いサークルの場合は、極端に面白くない人が問題になったりしますけど。あまりにも面白くないから、『本当にステージに立たせていいのか?!』となることはありますね。ただ演目の目立たない位置にその人の漫才、コントを配置することで全体としてはうまくいくことが多いんですよ。それぞれの扱い方の工夫次第ですね。

所詮サークル

五代目

でも僕は本当に面白くないときは作り直させたりもしましたよ。やっぱりつまらないものは出したくないんでね。

初代

俺も出演できるかどうかの基準は厳しくした。いくらサークルとはいえ、お客さんがいるものだからね、つまらないものは出したくない。落研にも勝たなきゃいけないし。

五代目

そうです。落研に勝たなきゃいけませんからね。

編集部

対落研スピリッツものすごい受け継いでいますね・・・。

初代

そもそも今までの話を聞いていて、団体の存続についての考えもみんなと違うと感じた。

俺は質の高いものを作りたくて団体を作ったから、やりたい人がいなくなったらじゃなくて、お客さんのことを考える人がいなくなった時点でこのサークルはなくすべきだと考えてる。

編集部

創始者と継承者はそこが違うんですよね。創始者は自分が作ったものだから団体をなくしてしまうことに抵抗がない分、なくすハードルを低くできますが、後の人は積み重なってきたものがある分そう簡単にはなくせないですよね。

初代

こんな高々7年しか続いてない団体に伝統も何もないけどね。落研ならまだしも。そう考えると落研もすごいな・・・。

長年のライバル落研は昭和25年に創立されたそうです

伝統は守る?破る?

編集部

伝統という話が出たので最後の質問をさせていただきたいんですが、団体の伝統に対してはどんな風に考えていますか?守るべきでしょうか?壊すべきでしょうか?

二代目

やっぱりお笑いは枠にとらわれないほうがいいよ。伝統はどんどん壊していくべき。僕も上の代には思いっきり歯向かってたからね。

初代

そうだね。戦い大事よ。上の代のやることを壊していこうとするやる気と行動力がないと団体は続いていかないと思う。

編集部

初代、2代の方がそう言われると下の代の方の団体についてのスタンスも変わりますよね。それを受けて、最後に7代の内田さん!団体の伝統に対する思いを聞かせてください!

七代目

うーん、こんな上の代の方がおられる場所じゃ話しにくいですね・・・笑。

僕は伝統は理解、確認すべきだが守るべきではないと思います。伝統というのはこれまでの試行錯誤の積み重ねの結果生み出されたものだから、必ず参考にする上で役に立つものだとは思いますが、ただ盲目的にそれに従っているだけだと形骸化してしまうと思うんです。大切にしながも批判的な目を持つことが必要だと思いますね。

全員

それ正解や・・・。

座談会終了

みなさんいかがだったでしょうか。

座談会をしてみると、それぞれの所属している代や本人の気質による、団体の見えかたの異なりに気づきました。

ものの見方が異なる個人が集まってできているからこそ、団体には葛藤や軋轢が生まれます。

団体という枠にとらわれずに、一旦その団体から抜け出した自分というものも検討した上で、団体との関わりを考えることも必要です。

とはいえ、団体に関する問いには一つの答えはありません。

この記事をきっかけに団体について考えてくださると幸いです。

取材に協力してくださった笑論法のみなさま、そしてここまでこの記事を読んでくださったみなさま、本当にありがとうございました。

笑論法のおすすめライブ!

4代目代表が率いる「四期卒業ライブ」
斜に構えてる奴ほど漫才は面白い傾向にあります。曲者揃いの彼らが、全力のネタをお届けするとなると、期待です。

12月22日(土)@駒場 駒場住区センター 目黒区駒場一丁目22番4号
12月23日(日)@本郷 シメンソカ 文京区本郷6-26-9 MRビル3階

詳細と4期漫才師たちが勢揃いのTwitterアカウントはこちら!

あわせて読みたい

LINEで送る
Pocket

ABOUTこの記事をかいた人

チロルです。 小学校の時に、少年が全国に散らばったチロルチョコを集めに旅に出る、という漫画を描きました。

この記事に感想を送る▼

メールアドレス (必須)

メッセージ