「クラシックはつまらない」をぶち壊す!東大オケ団員が語るクラシックの魅力

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古典ってつまらない?

「そうは言ってもクラシックって現代の音楽と全然違うし、意味わかんないし、つまんない…」

と思っているあなた。早とちりはちょっとストーップ!

 

確かに、クラシックという言葉の意味は、古典

 

文学の世界で言えば「源氏物語」とか「枕草子」とかと同じ立ち位置にあります。

こういった古典文学は、使われている言葉が全然違うし難しい……と敷居が高く感じる方、多いと思います。

 

でも実際源氏物語って読んでみると中身はめちゃくちゃ面白いじゃないですか。ヤバいプレイボーイだよね。まあ筆者は『あさきゆめみし』しか読んでないんですけど。

時間のふるいにかけられた古典文学はよく読まれてきた優れた文学であるというのもよく言われます。

 

だから、同じ立ち位置にあるクラシック音楽だって、つまらないわけではないんです。

クラシックはあらゆる音楽の元祖

まず強調しておきたいのが、クラシックはあらゆる音楽の元祖であるということ。

 

というのも、現在、あらゆる音楽で当たり前のように使われている、音を「ドレミファソラシド」の7つに分けて表記しよう!っていうやり方は、もともとはクラシック音楽独自のものだったんです。

クラシックが発祥した当時(17・18世紀ごろ)の中国や日本にも勿論音楽はありましたが、そこに「ドレミファソラシド」の概念はありません。

 

しかし現在では、あらゆるジャンルの音楽は必ずこの「ドレミファソラシド」の音名で記述されている。

それのみならず、例えば「和音」とか「リズム」とかも、クラシック音楽から導入されたもの。

 

これが何を意味するかというと、現代のあらゆる音楽は、クラシック音楽と同じルールで作られているということ。

今も昔も変わらない、五線譜。

つまり、音楽には文法も言葉も一切関係ない

 

クラシックで使われている文法は全部今の我々が使っているものと同じですし、音楽を聴くときに必要なのは耳だけ

だから変に構えないでほしいんです。どうか気楽に、試しに、聴いてみてください。

 

ポップスにおいて、バラード調のものからロック調のものまで様々な曲調の音楽がありますね。

それと同じで、クラシックも安らかな眠りを誘う曲だけじゃなく、激しい曲、うるさい曲、ぶち上がる曲、いろいろあります。

 

何が琴線に触れるか、それを決めるのは他でもないあなた自身

ジャンルにとらわれて食わず嫌いして、出会えるはずのお気に入りの音楽に出会えなかった、そんなのもったいない。

これはクラシックだけではなく、ポップスもロックもジャズも民族音楽もすべての音楽に共通して言えることです。

今よりも広い世界へ、大好きな曲を探す旅に出かけませんか

人類が100年以上愛し続けてきた音楽

さて、そのうえで、数ある音楽の中でも特にクラシックがオススメな理由を紹介しましょう。

 

それは、クラシック音楽には名曲しかないってことです。

クラシック音楽は、今から100~300年ほど前の音楽。

クラシックが盛んに作曲されていた時代は当然CDのような録音技術なんてありませんし、譜面も今よりかなり劣悪な環境でしか保存されていませんでした。

 

今みたいに、無名の新人がYoutubeにアップロードした曲がバズって一気に話題になる、なんてこともあり得ません

りんごやパイナップルにペンを刺しても配信できなかったら話題にならないからね。

200年前にはなかった職業ですね。

そんな状況の中では、曲は今よりもっと簡単に闇に葬り去られます

「唯一の自筆譜が失われてしまった」なんて曲すらある。

ベートーヴェンなどといった有名な大作曲家たちですらそうなのですから、この時代に他にも何百何千といたはずの無名の作曲家たちの曲なんて、ほとんどすべてが失われてしまっていることでしょう。

そんな状況下でなお、現在まで譜面が残っていて、今もなお演奏されている曲が、いわゆるクラシック音楽です。

これらの曲は、何百年もの間、たくさん演奏されて人々の記憶に残り続けた、ほんの一握りの音楽に他ありません。

 

ポップスやロックはどうしても、日々更新され続けているからこそ、1曲1曲の質にはムラがあります。

有り体に言ってしまえば、アタリが少ない

 

でもクラシックには、生き残っている年数そのものに価値がある。

長い時間のふるいにかけられてきたこれらの曲は、すべて人類が100年以上愛し続けてきた音楽なのです。

名曲じゃないわけがない。そうは思いませんか?

勿論、人によって好みは違いますし、あなたがクラシック音楽のすべてを気に入るとは限りません。

でも、お気に入りの音楽に出会える確率はめちゃくちゃ高いと思います。

 

クラシック、オススメです

 

クラシックの面白さ③:時間のふるいによって名曲ばかりが残っている

 

次ページ:クラシックに出会える場所をご紹介します!

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ABOUTこの記事をかいた人

東京大学音楽部管弦楽団(東大オケ)

東京大学音楽部管弦楽団(東大オケ)です。次の演奏会はサマーコンサート2018→http://www.ut-orch.com/2018summer/

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