めちゃくちゃお得な謎の五月祭企画「日本酒利き酒体験」に潜入してみた

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実質お酒学科?農学とお酒の深い関わり

というわけでUmeeT史上初、宴会しながらのインタビュー続行!

──この利き酒企画、今年で82回目と聞いたのですが、これは学科の出し物として運営しているものなんですか?

浦野 そうなんですよ。農2は実は全国初のお酒を科学的に研究する学科で、去年の学生実験ではみんなでお酒を作って飲み合ったりもしました。そういう背景もあって、この学科で毎年企画させてもらっています。

──(なにそれめっちゃ羨ましい。)

瀧口 あと農2の特徴として、うちは食べ物を扱う学科なので、オムニバス講義で醤油もらったり日本酒もらったりもしたんですよ。工場見学でビール工場に行ったり、2泊3日で酒蔵に見学に行ったりもしました。

──え、ずるい!というか食べてばっかで、ちゃんと勉強してるんですか?

浦野 もちろんです。学科で学んだことを生かして、今年の利き酒企画では日本酒と密接に関わる微生物、具体的には麹菌と酵母についての展示も行う予定です。

実際に展示される予定の麹菌

実験中に撮った酵母の顕微鏡写真(着色済み)

浦野 日本酒は、お米のデンプンを麹菌によって糖に分解して、酵母がその糖からアルコールやお酒の香り・味の成分を作り出すことによって造られています。だからこの2つはお酒にとってなくてはならない必須のもの。
 微生物って普段は見過ごされがち、というか悪者扱いされがちじゃないですか。大腸菌とか。でも本当はなくてはならないものだし、めちゃくちゃ役に立ってるものなのでそこにスポットライトを当てたいなあって思ってます。

──めちゃくちゃ真面目でびっくりしました。

浦野 日本酒って、日本古来の文化であると同時に微生物を人の手で制御することで造られるバイオテクノロジーの産物でもあるんですよ。ある意味科学と自然の交差点に位置するものなので、利き酒を通してその科学的魅力とかも伝えられたらなあって思ってます。

瀧口 学科に入る前はこんなことやってるなんて思わなかったんですけどね、「なんか美味しいもの作ってる学科」ってイメージしかなかった。

浦野 まあそれは合ってるけどね笑

繰り返しますが、お酒が美味しい。

伝えたい、日本酒の魅力!

浦野 もっとお酒の魅力語ってもいいですか笑

──もちろんです、聞きたいです。

浦野 「君の名は」って見ました?

──(突然過ぎてビビる)見ました見ました。めっちゃ好きですよ!

浦野 あれに口噛み酒って出てきたじゃないですか。ヒロインの女の子があれって実際に4世紀頃行われていた文化で、唾液のアミラーゼが米のデンプンを糖に変えることによって日本酒を作っているんです。今はそれを人間の唾液じゃなくて麹菌にやらせていて。

──ほうほう。

浦野 さらにはヒロインも三葉ちゃん、苗字が「宮水」っていうんですけどあれって日本酒づくりに最適な名水と呼ばれる地下水のことで、ここにも日本酒とのつながりがあるんです。あの映画の飛騨に、私達責任者も学科の友達と旅行で行ってきましたよー!

──日本酒愛ってより君の名は愛を語ってません?!?!

浦野瀧口 すみません笑

浦野 でも真面目な話、日本酒って今消費量が減ってしまっていて。職人さんの数も不足していて今全国各地の酒蔵が減っていってるんですよ。東京23区内に唯一残っていた酒蔵さんも今年に入ってから廃業してしまって。

──そうだったんですね・・・

瀧口 その状況で自分たちにできることってでもそんなになくて、お酒を飲むこととその魅力を広めることぐらいかなあって思ってます。この「利き酒」企画もその一環なのでぜひ皆さんに来て欲しいです!

──少しでも力になりたいですよね。僕も日本酒好きなので応援しています!

浦野 最近は科学的なアプローチも進んでいて、酵母や麹菌といった微生物の遺伝子をいじって日本酒をコントロールする研究が盛んです。自分も微生物を研究しているので、その知見を生かしていきたいなって思ってます。

農学部2号館で待ってます!

この記事を読んで「お酒が飲みたい!」と思った方、大丈夫です飲めます。

五月祭期間中(5/19,20)、弥生キャンパス農学部2号館で「利き酒」やってます!

ちなみに朝がオススメ(昼の回はお酒が4種類だけど朝は5種類、その上あまり並ばずに入れます!)とのことなので、頑張って早起きしてお酒を飲みましょう!同じ建物で展示もやってます!!

 

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