【障害者のリアルに迫る】『わたしたち』が『共に生きる』ためには?

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そんな『わたしたち』が『共に生きる』ってどうすればいいの?

2018年Sセメスター「障害者のリアルに迫る」ゼミの大きなテーマは「『わたしたち』が『共に生きる』」

『共に生きる』は多様性社会や福祉の広告なんかでとりわけ良く出てくる表現ですよね。

普段『普通の人』が日常生活を送る中でも、人は独りでは生きてはいけない。生物として生き延びるためには人に頼らなくてはいけないし、あるいは自分の心の安定や豊かさのために人と時間を共にすることもある。

とはいえ皆さん、他人と生きていくのって色々と結構大変じゃないですか?

う〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!

例えば東大の中にも色々な家庭から出てきた人がいますよね。首都圏の私立中高一貫のいわゆる「進学校」から来た人もいれば、地方の公立からなかなか情報や良い学習環境を得られなかったり金銭的な問題を抱えたりしている人も。

「生きづらさ」や「苦しさ」って、量を測って比べることはできないし、そんなことをしても誰も幸せにならない。家が裕福でも苦しいものは苦しい、だけど「私の家よりはお金もあって欲しいもの買ってもらえるしいいじゃん」って言われると、苦しいなんて言えなくなってしまう。あるいは「私はこんな苦労をしているんです、世の中にはこういう事情の人もいるんです、分かってください」と告げられても、「分かった」なんて言ってしまったらそれこそ嫌がられるような気がする。どうすれば良いのかわからない………。

何かお互いの事情が食い違ってうまく行かないとき、「理解してほしい」「分かってほしい」って思いますけど。

じゃあ。

この「理解する」って、具体的にどういうことなんでしょうか?

何か声をかけてあげたい、けど、どうしていいのか…。

 

「相手の立場になるなんてことは無理だ」と、先日お会いした脳性まひ当事者の方が仰っていたことが印象に残っています。『障害者』の辛さは、いくら本人に語られようと実際に体験できるものではない。それでも「理解したい」「何か力になりたい」と思う人たちは、いったい彼らのために何が出来るのでしょうか?

 

そして同時に、お互いにただただ良い感情だけがあるとは限らない

『障害者』も『普通の人』に対して思うことが沢山ある。また『普通の人』も『障害者』に対して手放しに手助けしてあげたいとは思えない現実がある。そして自分自身の中でも、そういう悪感情を抱く自分や、『障害者』のために行動することで自己満足の欲求を満たそうとしているような自分がいることに嫌気がさしたりする。

果たして、どうすれば『障害者』と『普通の人』、事情の違う『わたしたち』は『共に生きて』いけるのでしょうか。それを実現するための「福祉」の営みとは、一体どうあるべきなのでしょうか?

まずは『障害者』のリアルを知って、そして『障害者』と一緒に考えてみませんか?

 

自分の身近に『障害者』がいるとか、過去に傷つけてしまった経験があるとか、自分も何かを抱えているとか、そんなストーリーなんか、なにも要らないんです。『障害者』という呼び方に嫌な感じがする人、なんだか生きづらい人、誰ともつながっていないような気がする人、大切な人との関係が最近うまくいっていない人、誰かを理解してあげたいと思う人。ぜひぜひお待ちしております!

 

★東京大学自主ゼミナール「障害者のリアルに迫る」

2018年度Sセメスター 木曜5限(初回ガイダンスは4/19) 1105教室にて

第一クールでは、世界初の全盲ろう大学教授など、目に見える『障害』を伴いつつも社会で活躍する方々をお招きしながら、『障害』との付き合い方や、『普通の人』との付き合い方についてお話をいただきます。

第二クールでは、失語症・学習障害・性依存症といった『障害』と認識されにくい数々の『障害』の当事者をお呼びする予定です。その中には、これまでの人生のどこかで時間を共にした、けれどその時はモヤモヤを抱えたままうまく付き合えなかった人とよく似た人がいるかもしれません。

第三クールでは、『障害』を持つ人と付き合っていくこと、そして『福祉』について考えていきます。『障害者』を嫌だと思っているつもりはない、けれど自分の子どもがもし『障害』を持って生まれてきたら、自分が好きな人が『障害』を持っていたら…。そんなことを考えたことはありませんか?

★お問い合わせはthinkdisability.seminar@gmail.comまで!

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ABOUTこの記事をかいた人

「障害者のリアルに迫る」ゼミ

「障害者のリアルに迫る」ゼミは「『障害』というテーマをタブーなく語る場を作りたい」という思いから2013年より活動を始め、毎期全学ゼミナールや自主ゼミナールとして前期教養学部生向けにゼミを開講しています。ゼミには主任講師として野澤和弘氏(毎日新聞社論説員)、また毎回の授業にゲスト講師としてLGBTや依存症の方などを含む『障害』当事者の方々、支援者の方々をお呼びして、活発に議論をしております。2016年にはぶどう社より「障害者のリアル×東大生のリアル」が出版され、累計1万部を突破しました。 2018年Sセメスターでは自主ゼミナールとして木曜5限に開講します。

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