ナゾに包まれた「国際系団体」たち【結局なにしてるの?】

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BizJapan:「なんでもできる」自由さを糧に、個人の熱意をカタチにする

ーーーBiz Japanって、「なんでもできる団体」だと聞いたんですが、いったいどういう組織なんですか?

 

石橋(BizJapan)社会問題の解決に向けてプロジェクトを企画・実行していくのですが、長期的な目標を、団体としておいている、というわけではないです。

 

共通の目標に向かって違うアプローチでいく、というよりは、見つけてくる問題は全然人によって違って。

データサイエンティストが足りねえ!だとか、アフリカのイメージ違うわ!とか。留学生が困ってるよ!とか。

そこは団体が縛るものではなく、各自個人で見つけてきてくれ!というスタンスではあります。

 

何かに問題意識を持って、企画をやりたい!と「この指とまれ」をしたら、人が集まって、走り出していく。

やりたいことが明確にあるヒトにとっては、Biz Japanの法人のハコは、自由に活動する上でこの上ないリソースになると思うんです。

 

プロジェクトが個に依存しているんですよ。団体はあくまでサポートに徹する立場なんです。

個人やプロジェクトが飛行機なら、団体は空港で、飛行機が止まらなければ、空港はそこにあるだけ。

 

もちろん自分が何をすればいいのか分からない、というメンバーが出てきてしまうのはこのシステムの限界点でもあり、団体内にも彼らを教育するシステムがあります。

でもとりあえず「やりたい」と感じたことを、あれこれ考えずにやってみる、ということも大事なのではないか、とは思うんです。

 

ちゃんと深めに首をつっこんでみて、だめだと思ったら次に移ろうとするのは、恐らく学生の特権なんです。

とくに東大の場合は駒場生の特権ですよね。時間がほぼほぼ無限にあると思うので。

その学生たちが思い切り企画を遂行できる場をつくれたら、とは思っています。

 

AIESEC:海外インターンシップで、ヒトを変える。

福田(AIESEC):うちのメインの活動は海外インターンシップの企画と実行です。

社会問題の解決について考える時に、一番根本的な型がひとつ、決まっています。

 

一番海外インターンシップで強いと思っているのが、学生だけで終わらない点です。

社会問題の解決方法には色々あります。

僕たちが実際に現地に行って、ボランティアをしてその場の問題を解決するのも、たしかに大事です。

 

でも、それをより広げていこうとした時、自分たちの団体と活動先の団体、1対1の関係だけで終わらせるのではなく、周りを巻き込んでムーブメントを起こしたい

インターンシップ、という外部の企業を巻き込む方法は、この点で最適だと思うんです。

 

たとえば海外から来た学生にどういった学びの場を提供できるかであったり、その学生の勤め先の企業を変えられたり、その学生が日本でイベントを行う時に、そこで巻き込んだ学校も変えられる。

 

なるべくセクターを広げて日本社会を変えていくところでは、「インターンシップ」という型を持つことは団体として強みなのかと思います。

 

限界としてはは、社会人にアプローチする以上、ビジネス的に実利がないと、企画を実行することが難しいんですよね。

ソーシャルな問題にアプローチするために、海外インターンシップという手段をとっているけれど、企業の方からすると、おいそれと受け入れてくれるわけではなく、ビジネス的な面も含めて実行可能性を考えていかなければならない。

 

でも逆に、社会人になってからも、例え社会解決のために起業した人であっても、自分たちの利益のことも考えて運営しなければいけないんです。

そういう意味では社会問題の解決と、ビジネス的な側面が、プランニングする上で考えの中に入ってるのかな、ということですね。

 

ーーーインターンシップの企画、といっても、いってしまえば他人のインターンシップですよね。

貴重な大学生時代を他人のインターン設計に使うことに、疑問はないですか?

僕たちが大事に思い、誇りにしてしていることが他人の価値観を変えていくことなんです。

別に海外インターンシップを運営することに誇りをおいているわけではなく、他の人の研修、他の人のインターンを設計して、それを通して他人を変えるということ。

 

やっぱりみんな、心の奥底で皆に影響を与えたい、と思っている所はどこかにあって、そういう意味では一見他人のことだけを考えた企画・設営の活動も、自分のやりたいことの一部になるんです。

 

運営する側の中にも、実際どんな分野に自分が向いているのか、将来自分が何をやりたいのか分からない子はたくさんいます。

私たちの団体は、あなたが本当にやりたいことはこれじゃない、ということを、問い続けたり、考えさせ続けることが出来ると思います。

 

メンバー同士が、将来の夢や、やりたいことを日常的に語り続けたり、合宿のたびに夜通し語り続けていたり、それを深掘るための上級生がちゃんと、ひとりひとりの下級生についているんです。

 

他人の価値観にとても重きを置いていることこそ、私たちの強みなのかなと思います。

 

最後に

【国際系団体】に向いている人って、実は思ったよりも多いのかもしれない。

大学に行って、なんとなくいつものメンバーとくだらない話で盛り上がって、Twitterで不特定多数に向けられたメッセージをなんとなくスクロールして。

 

普通の大学生が普通に生活していても、世界は決して広がらない。

 

なんかつまんないな。

そんな他愛ない気持ちが、実は国を超えて、自分の知らない世界と結びつく第一歩なのかもしれない。

 

彼らは意識高い系なんじゃなくて、自分の意識が高いのか低いのか、そもそも自分の意識がどこへ向かっているのか、考えるのが好きな集団なだけかもしれない。

 

一方で、目標を達成するための手段や、団体の中で大切にしている価値観は、それぞれの団体であまりにも違う。

たとえ「何か新しい世界を知ってみたい」と思っても、最初の一歩をどこに踏み出してよいのか分からない人は、きっと少なくないだろう。

 

まずは自分が何をしたいのか、少しでも明確にするために。

4月16日(月)・17日(火)に開催される国際系合同新歓で、色々な団体が存在することを、目の当たりにしてみるのも、ひとつの手ではないだろうか。

合同新歓ホームページはこちら

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