【東大が誇る、異色の語強部隊】インタークラスに潜入!!!

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東大生にまつわる誤解のひとつに、「東大生は全員、英語がぺらぺら」というのがある。

 

中にいる学生は気づいている人も多いだろうが、

東大生だからといって英語が話せるわけではない。

 

東大生といっても、ひと学年3000人もいるのだ。

語学の能力だって、これだけ人数がいればピンからキリまで存在して当然だろう。

 

でも逆に考えれば、キリがいるようにピンもいるのである。

東大生の中の語学の「ピン」って、どんな人たちなんだろうか…

超絶頭よさそう

「インタークラス」への取材を思いたったのは、ちょうどこんなことに思いを巡らせていたときだった。

つい先日、東大の入試問題を英語以外で解いてもらうUmeeTの別企画にて、インタークラス有志の方々に丸付けを担当してもらったので、語学ができる人たちが集まっていることは知っていた。

でもインタークラス、の名前くらいは聞いたことがあっても、どんな集団なのか、すぐに説明できるかと言われれば、ちょっと詰まってしまうのは、きっと私だけではない。

 

実際この記事を書こうと思ったとき、私が知っていたのは

  • 語学が出来るらしい。

  • 前期教養クラスの1組とか2組とかを占めているらしい。

 

の2点だけ。

 

 

そこでまずは、知り合いでインタークラスに所属しているこの人に、取材に行ってきた。

 

なんでも高校で、「ドイツ留学」に1年間行ってきたのだという。

「英語なら日本でも勉強できるし、ヨーロッパの中心国に行きたくて」、と高1の時に異国で飛び立ち、そこで得た語学力で東大に合格しているのだから驚きである。

そんな異色な経歴をもつ彼は、どのようなインタークラスでの生活を送っているのだろうか…?

☞学生証

  1. 名前:みやぽん
  2. 所属:文科2類→工学部システム創成学科知能社会システムコース

いざインタビュー!インタークラスとは?

 

みやぽん「まず聞きたいんだけど。

インタークラスってなにか、ちゃんと説明できる?」

インタークラスってなに?あなたはちゃんと言えますか?

…んーと、語学がむっちゃできる集団、みたいなぼんやりとしたイメージしかないかな…

 

みやぽん「やっぱり。まず哀しいのが、みんなインタークラスとは何か、誤解している。

 

俺らは帰国子女軍団でも、TLPを受けているクラスでも、留学生軍団でもない。

 

インタークラスって、「既習ドイツ語」「既習フランス語」「既習中国語」を履修している学生の集合体なんだ。」

 

発見1: インタークラスは、英語以外の言語を既習として選択している集団である

 

そうなんだ…!知らなかった!

でもそのクラスに入るには、東大入試でも英語以外の言語で外国語の試験を受けなきゃいけないんじゃないの…?

 

みやぽん「ううん、そんなことはない。

英語で外国語の試験を受けて、普通に東大に入っても、申請すればインタークラスには入れるんだ。

勿論ある程度その言語が使えるかはチェックされるみたいだけど、受験に合格してからインタークラスへの入学を選択することはできる、ってこと。」

合格してからだって遅くない!

それは知らない人も多そう…!

 

発見2: インタークラスは、一般的な英語受験での入学者にも可能な選択肢である

 

みやぽん「それにインター『クラス』って呼ばれてるけど、インタークラスの人間が全員、共通のクラスに属しているわけじゃないんだ。」

 

発見3:「インタークラス」という単一のクラスは存在しない

 

みやぽん「全科類共通で、既習ドイツ語クラスが1組、フランス語だと2組、中国語だと3組に振り分けられる。

 

でも語学や科類に偏りはあるから、例えば文二・1組って名乗れるのは、学年で自分しかいないんだ。

 

 

ひとりのクラス…?もはやそれクラスじゃなくない?笑

 

発見4:文ニ・1組は学年で1人

ひとりぼっち

みやぽん「まあそうだね。だから「インタークラス」のメンバー全員で一緒に受ける授業は存在しないんだ。」

 

…私にとっての初修フランス語といえば、唯一クラス40人みんなで受けた思い出の授業。

クーラー直撃の席をゲットして、友達と恋バナするか爆睡するかしかしてなかったけど、共学の高校の授業を追体験するかのような、女子高出身としてはなかなかに楽しい時間だった。

あれがないのは嫌だな…。(理由が頭悪い)

 

インタークラス、仲良すぎる案件

じゃあ友達とのつながりを作りにくいんじゃないの?

 

みやぽん「ううん、その逆なんだ。

確かにクラスの繋がりは直接的にはないから、例えば履修を組むときに参考にできる人はあまりいないんだけど、その分積極的にインターのメンバーとつながろうとする機会は多いんじゃないかな。

 

インタークラスに入って、まず絶対に覚えなきゃいけないのがインプラ。」

 

…「インプラ」。

 

みやぽん「11号館と12号館の間にあるちょっとしたスペースがあるよね?

あそこがインプラ、インタークラスのたまり場。

 

雨が降ってるときや暑すぎる・寒すぎる時は、11号館1階の踊り場っぽいところが代替スペース。あそこは内インプラ。」

 

…「内インプラ」。

ごめんなさい、そんな場所があること自体、二つともはじめて知った…!

知らなかった!

発見5:「インプラ」「内インプラ」と呼ばれる秘密のたまり場があった

 

みやぽん「そこで同期と集まって話せたからこそ、仲良くなれた側面はあったと思う。

 

インタークラスのみんな、本当に仲がいいんだ。

オリ合宿も新二年生が28人中26人参加という、驚異の参加率。しかも2学年以上うえの先輩たちもも来る。

 

ほんっとうに仲いいんだね…!

オリ合宿。仲が良すぎて半分以上が上級生。

発見6: インタークラスは、恐ろしいほど仲がいい。

…でも授業などを共通でとれる機会はないんでしょ?

私のクラスにもたまり場自体はあったし、授業みたいに必然的に同じ空間にいる機会もないのに何でそんなに仲良くなれるんだろう?

 

みやぽんうーん、理由はいろいろあると思うんだけど…

 

まずは縦のつながりがあることかな。

インタークラス独自のイベントとして、たとえば「大コンパ」があるんだ。」

 

「大コンパ」!うーん、上下コンみたいなもの?

 

みやぽん「そんな規模じゃないくらい大きいんだ。

現役1年生から4年、さらに社会人になったOB/OGのひとまで、幅広い世代が一堂に会する場になってる。」

 

…上クラとかじゃなくて、ひいじじクラ…?ん?ひいひいじじクラ…?(混乱)

 

みやぽん「20歳くらい年上の代も来たりするよ。」

世代を超えて盛り上がる、文字通りの大コンパ

もう「ひいじじクラ」とかいう言い方じゃ表せないんだね…

 

みやぽん「だからか、クラスの代も入学年度に合わせて、例えば2016年度入学は「イチロク」、2017年度だと「イチナナ」って呼ばれてるんだけどね。

 

他にも「四文字会」っていう、4文字のメニューを学年超えて食べに行く会が不定期で開催されてる。」

 

なんで4文字なの?

 

みやぽん「さあ~。

この前は「たこ焼き」とか「ビビンバ」とか、あとは年末に「もんじゃ」を食べに行った。」

たこ焼きも仲良く食べちゃう

 

 

発見7: インタークラスはよく世代を超えて食事に行く

 

みやぽん「あとは『インターライブ』が開催されているんだ。」

 

ライブ??????

 

発見8: インタークラスはライブを開催する

みやぽん「渋谷のスタジオを借り切って、有志が自分の特技を披露するんだ。

マジックやら歌やら楽器演奏やら、披露するものはバラバラで、俺も今度初めてダンスのパフォーマンスを披露したんだ。

 

これも世代を超えての開催で、毎回結構盛り上がる。」

 

皆で盛り上がれるような特技まで持ち合わせてるなんて、この集団のコンテンツ性はなんなんだ…?

 

インタークラス、語学できすぎる案件

ライブを開催できるような特技もすごいけれど、既習に英語以外を選択するだけあって、語学もみなさんできるんでしょ?

 

みやぽん「語学に強いヒトは、本当に多いと思う。

人にもよるけど、4か国語を話せるのは普通だよね、みたいな風潮があって。」

 

……

ちょっとなに言ってるか分からないですね

発見9: インタークラスで4か国語を話せるのは、普通

 

みやぽん「選択している既習言語が英語以外だから、選択の幅も広がるんだ。

初修外国語の枠やTLP制度(*第二外国語を円滑に運用できるようになるための授業)、総合L系列(*自由選択できる語学系の授業)などなど、大学が提供してくれる学びの機会を積極的に活用している人が多いよ。

俺も触発されて、韓国語の授業を自発的に履修したよ。」

 

大学でコトバを学ぶ機会があることは誰でも知ってるけど、その機会を掴もうとする人が周りに多い、っていうのは、確かにいい刺激になりそう。

 

みやぽん「刺激という面では、インタークラスは東大の中でも、かなりよい刺激を受けられるコミュニティだと思う。

わざわざ既習外国語に英語以外を選んでいる人間だから、みんな背景に何かしら面白いものを抱えている。

 

もちろんインタークラス以外にも面白い人間はたくさんいる。

ただひとつ語学』っていう共通のバックボーンがあるからこそ、語学面で特殊な経験を得た仲間が集まる「インタークラス」というコミュニティは、かけがえのなく心地良いものになっているんじゃないかな。」

分かち合える多才な友達、最高

みやぽん「一方で「語学」以外の面では全く違う人間がたくさんいるのも、魅力だと思う。

インタークラスは全科類の学生が集まっているから、興味や専攻が全然違う人と仲良くなれるチャンスなんだ。

俺は文科2類から理転したけど、理系の友達がインタークラスにいたことは、理系の授業を履修したり、理転するという選択をするにあたって、すごくプラスだった。」

 

最後に、インタークラスで過ごした2年間を振り返ってどう思う?

 

みやぽん「ほんとうによかったと思う。(断言)

年度にもよるけど、学年20人前後しかいないのは本当に勿体ない。

既習言語を選択するのは合格発表直後だから、なかなかインタークラスの存在を知らないまま入学しちゃう人が多いのが理由だと思う。

 

自分も受験時代、通っていた塾のチューターにドイツ語インタークラスの先輩が教えてくれたことがきっかけで、インタークラスの存在を知って、モチベーションにしてた。

逆にもし先輩がいなければ、インタークラスに入ろうとは思ってなかっただろうな。

だからこそ、新入生にはインターの存在を知ってほしいし、もっと多くの新入生に入ってきてほしい!

発見10: インタークラスは新入生に知られていない。インタークラス民はそれが哀しい。

 

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東大の語強軍団、「インタークラス」。

 

コミュニティの優秀さと楽しさが伝わってきたが、インタークラスについて、他のメンバーはどう思っているのだろうか。

フランス語・中国語選択の方2人ずつにも話を聞くことが出来た。

次ページ:インタークラスの4人に、引き続きインタビュー!

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