【等身大の社会貢献】落語を聴いたらいつの間にか社会貢献のイメージが変わっていた話。

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ということで少々場所を移しまして、東京大学国際協力学生団体 GREEN HEARTS 部長、中村優さんにお話を伺います!

中村さん、先程は「驚異的に面白くない」とか言って申し訳ありませんでした。

─大丈夫です。落語って難しいですね…。

☞学生証

  1. お名前:中村(なかむら ゆう)さん
  2. 所属:東京大学教養学部前期課程2年
  3. サークル:東京大学国際協力学生団体 GREEN HEARTS 部長

GREEN HEARTSとは

記事の冒頭で大体書いちゃったんですけど、改めてGREEN HEARTSがどういう団体なのか教えていただけますか?

─はい。GREEN HEARTSは、「アフリカの電気がない地域の子供たちをエネルギーから支援する」ということをコンセプトにした学生団体です。大きなビジョンとして「教育支援」を掲げている、2012年創設の比較的新しい団体です。

なるほどなるほど。

─学生団体としてはGREEN HEARTSとして活動しているんですが、法人を相手にする時などは認定NPO法人First Accessとして活動を行なっています。構成員は大学生だけでなく、社会人から高校生まで幅広く在籍しています。

認定NPO法人ファーストアクセス

丁寧なご説明ありがとうございます。よくわかりました。

めちゃくちゃ意識高そうじゃないですか。Facebookとの親和性がヤバい。ここまでで300件くらいいいね!来そう。

それだけ意識高いと、もちろんみんな所属団体はGREEN HEARTSだけで、週5で3時間くらいミーティングしてるんですよね??

─いえ、僕自身TED×UTokyoと兼サーしてますし、みんな何かしら他にもサークルに入ってます。活動は月イチのミーティングが主で、SNS上でやりとりすることが多いですね。

いや、めちゃくちゃゆるいじゃないですか。

─はい、めちゃくちゃゆるいです。四月の新歓の時とか、興味あるって言って来た新入生に「ここ以外にも入るところ決めてる?」っていう質問を絶対します。GREEN HEARTSだけだと絶対ヒマなんで。僕も、主にTED×UTokyoの活動に労力を割いている感じですね。他にも、合唱サークルとか、バンド、スケートなんかを兼サーしてる人がいます。

こんなにゆるい社会貢献系学生団体があったのか…。

「無理せず、身近な方法で、できる範囲で」基本です。何でもキツいと長続きしませんから。

ダイエット系ハウツー本の冒頭みたいなこと言いますね。冒頭から逆の意味でインパクトがすごい。

GREEN HEARTSの活動

あまりのゆるさに脳が混乱気味なんですが、ここで一旦活動内容をもう少し具体的に教えていただけますか。

─はい。今回のチャリティー落語は、昇吉さんにご協力いただけたことで開催に結びついた、初の試みでした。普段は駒場祭や五月祭でのチャリティーカフェの出店と、東京炭素会議の開催が主な活動内容です。

東京炭素会議…?とは何ですか?

─低炭素発電をテーマにして、様々な企業さんや人物にお集まりいただいてディスカッションを行う、認定NPO法人First Access(以下First Access)主催のシンポジウムです。毎年秋頃、本郷キャンパスで開催しています。

なにやらまたすごそうなのが出てきましたね…。どうしてその東京炭素会議をFirst Access(≒GREEN HEARTS)が行なっているんですか?

─もともと2006年に現First Access理事長が団体を立ち上げた際、団体としての目的は「小水力発電でエネルギー開発を行う」ことだったんですね。以降ずっとエネルギー問題に関する様々な活動を行ってきた関係で、この東京炭素会議を開催するに至った経緯があるようです。今のGREEN HEARTSのソーラーランプを寄付するという活動も、根底にはエネルギー問題があります。

なるほど…。ランプを送る活動は、規模としてはどの程度のものなんですか?

─収益は主に駒場祭と五月祭のチャリティーカフェから得られるんですが、去年で言うとこれが合わせて4~5万円くらい。ランプは一個あたりおよそ1000円程度なので、40~50個程度を送ったことになります。

40〜50個程度…。規模としてはそこまで大きくない気がしますが、事実その活動によって、夜にも安全に勉強できるようになった子供たちが確かに何十人もいるわけで、着実に「社会貢献」をしているんですね。送っているランプはどんなものなんですか?

実は、僕も実物を見たことはないんです。もともと日本製の現物を送っていたんですが、税関に引っかかったりして大変だったんですよね…。税関の職員にワイロを送らないと現地に運べなかったりして。

わ、ワイロ…。日本で普通に暮らしていたら使用頻度ほぼゼロのワードじゃないですか。アフリカのリアルを見た気がします。

─今はFirst Accessを通じてお金だけを現地に送り、ケニアやエチオピアで生産されたものを現地に届けるという形で寄付をしています。

それだと、本当に子供たちにランプが届いたかどうかわからないんじゃないですか?

─いえ、寄付をすると写真でレポートが送られてくるので、実際にランプが届いたことは確認できます。

オンライン上で完結する寄付…何だか今風です。

─本当は現地に行きたいんですが、実は僕もアフリカに行ったことがないんですよね。近いうちに行ってみたいとは思っています。

ワイロが日常の世界、ちょっと怖いですが行ってみたい気もします。

中村さんの生き様

ところで、そもそも中村さんはどうしてGREEN HEARTSに入ろうと思ったんですか?

─東大生にありがちなんですけど、もともと高校生の頃から国際協力に興味があったんです。国際交流なんかもしたりしてて。

なるほど、たしかに東大生、特に文系の人には、高校の頃から留学や国際交流をしていたという人はよくいますよね。でも、いま現在部長(注:中村さんによると、学生代表のようなイメージとのことです)をされているくらいですから、GREEN HEARTSに入ったのはきっと強い意志があったんですよね???

─いえ、GREEN HEARTSに入ったのは、新勧のテントでたまたま目に入ったからですかね。

エピソードの厚みゼロかよ。

─今部長をやっているのも、流れですかね……。色々な大学の人がいるんですけど、やっぱり東大生がやる流れになるじゃないですか。

いやまあそれはそうかも知れないですけど。

─今、サークルに東大生が少ないんですよね。部長をやるのはいいんですが、少し寂しい気もしていて。もちろん高校生から社会人まで誰でも大歓迎ですが、個人的には東大生が入ってくれるとなお嬉しいです!

東大生のみなさん、GREEN HEARTS、第二のサークルにいかがですか!!こう見えてゆるいですよ!!

これから

今回のチャリティー落語のようなイベントは、今後どんどん増やしていくんですか?

─今のところ具体的な計画があるわけではないんですが、増やしたいとは思っています。

逆に、今までどんな企画をしてきたんでしょうか。

─ケニアに新しい学校ができるという機会に、日本企業とタイアップしてスクールバッグを送ろうとしたことがあります。アフリカの子供たちは、通学カバンすら持てない状態にあるんですね。一方で、日本では使わなくなったランドセルは基本的に捨てられてしまう。この中古ランドセルを集めて、何らかの形でスクールバッグとしてアフリカに寄付できないか?と考えたんです。

それは実現したんですか?

残念ながらしませんでした。やはりお金のところで折り合いがつかず…なかなか難しいところもあります。

そうなんですね…。でも、無理をしたら活動が長続きしないですもんね。

─そうです。新しいイベントにも、無理のない範囲でチャレンジしたいと思っています。ひとまず、ランプをあと150個送るのが当面の目標です。

無理のない範囲で頑張ってください!無理のない範囲で陰ながら応援しています。

ということで、意識が高いのか低いのかよくわからないものの、間違いなく、少しずつ、着実に「社会貢献」をしている学生団体、GREEN HEARTS部長:中村優さんでした。

あなたも社会貢献、してみませんか。無理のない範囲で。

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