AIが人間の仕事を奪う?人工知能時代の生き方とは【”未来授業”に参加して】

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クリエイター的感性に触れる

 

人間にできて、人工知能にできないもの。

 

その例として、前のページでは生のコミュニケーションや身体性の伴った体験を挙げました。

他には何があるでしょうか。

……急に言われても、なかなか思いつきませんよね。

 

そんな人工知能にはない「人間らしさ」を考えるヒントを与えてくれたのが、未来授業3限目の講師・川村元気さんです。

超一流映画プロデューサーの立場から、クリエイティブな感性について語ってくださいました。

こちらに川村元気さんのインタビュー記事があるので是非読んでみてください。今回の話とも大きく関係しています。

 

他分野や他世代からインスピレーションをもらい、複数のアイデアの組合わせによって映画企画をしていると語る川村さん。『告白』『バクマン。』『君の名は。』などの作品の裏側に隠されたアイデアを教えてくださいました。

 

例えば、題材的に暗くなりがちな『告白』に、ミュージックビデオのようなエンタメ性を付与する。映像化すると退屈になりがちな『バクマン。』での漫画執筆シーンにアクション要素を取り入れる。歌詞が新海誠の世界観と近いことに気づき、『君の名は。』の音楽をRADWIMPSに依頼する、などなど。

 

ここでは一つの映画につき一つのアイデアしか紹介できませんでしたが、実際は一つの映画を企画するのにいくつものアイデアを組み合わせていることがわかりました。

 

もっと根本的なところでは、日常で何か違和感があるときに着目して、誰もが思っているけど口に出さない「集合的無意識」を発見し、それを元に作品を作る。(例えば『君の名は。』では、自分の運命の人がどこかにいるかもしれない、という「集合的無意識」を作品作りに活かしたそうです)

 

自分自身の考えや、感情を本当に大切にしている方だな、と感じました。

確かに、社会というものも結局は個人の集積である、と考えると、時代が欲しているものを捉えるには自分自身の不満や欲求に向き合うのが一番の近道なのかもしれません。

新しいものを作る人の感性とはこういうものなのか、と思わされました。

 

 

また、川村さんはよく自分の葬式について考えるのだそうです。小さい頃から、「こいつは俺が死んでも泣かないだろうな〜」と考えながら友達と遊ぶこともあったとか(笑)。

ここまで来るともう私にはよくわかりませんが、山極さんのコミュニケーションや人間関係の話とも繋がっていて面白いですね。

 

日常の中で自分自身が抱えている感情に気づき、アイデアを生む。こうしたクリエイティブな感性は人工知能にはなかなか真似できないものでしょうから、これからの時代もっと大事になってくるかもしれません。

 

 人工知能を通して見つめる個人のあり方

 

さて、ここまでの話を踏まえて、これから私たちは何を考え、何を大切にし、どう生きていくべきなのでしょうか?

 

まず、松尾さんも仰っていますが、人工知能について勉強は必須でしょう。これからの時代避けては通れないものになってくると思います。

そして、山極さんや川村さんの講義を聞いて感じた、コミュニケーションやクリエイティビティの大切さ

 

確かに、コミュニケーションを突き詰めた仕事、例えば心理カウンセラーなんかは人工知能がどれだけ発達してもなくならない気がします。

 

しかし、そこまで人と人との関わりや、新しいものを生み出すことに特化した仕事に就くのは多くの人にとって現実的ではないでしょう。

 

そうなってくると大事なのは、やはり人間らしさ、もっと言うと自分らしさではないでしょうか。

 

ただなんとなく大学に行って、就職して、というのではなく、自分が本当に満足出来る生き方自分らしい生き方を見つけていく。

人工知能ブームの今だからこそ、逆に人間らしさに回帰していく

たとえ明確な答えが出せないとしても、自分はどうありたいかを常に考え続け、自己、そして社会と向き合いながら生きていく姿勢というのが大切であると思います。

 

また、これまでの議論から、私にはある疑問が浮かびました。

それは、「現段階で人間のような人工知能はできない可能性が高いのに、なぜ世間では人工知能が仕事を奪うとこんなにも騒がれているのか」ということです。

 

前のページでも言ったように、今の所人工知能が人間の仕事を大量に奪う可能性は低いです。にもかかわらず、ニュースや新聞では過剰に騒がれ、「AIが仕事を奪う」といった類のネット記事も溢れかえっています。これは一体どうしてなのか?

もちろん、見ている人全員にとって身近で、死活問題である「仕事」がなくなるというとインパクトがあり、食いつきがいいからというのも一つの理由かもしれません。

 

しかし、本当の理由は「多くの人が心の奥底ではAIに仕事が奪われるのを望んでいるから」なのではないかと私は思います。

働きたくない。人工知能に早く仕事を替わって欲しい。どこかでそう思っている人が多いからこそ、人が仕事をしなくてもよくなる未来を期待して、こんなにも「AIの発達によって職を失う人間」が声高に訴えられているのではないでしょうか。

もしそうだとすれば、これは日本社会に巣食う病理ともいうべき大きな問題です。それこそ現時点ではAIが仕事を奪うかどうかよりよっぽど深刻な問題で、世間一般のAIに対する認識の誤りと合わせて修正していくべきだと思います。

まあ、さすがに考えすぎかもしれませんが(笑)。

 

いずれにせよ、世間一般の人工知能に対する認識と現実がズレていることが原因の一つであるのは間違い無いと思います。

 

これからの時代、自分が社会を変えてやる、くらいの気概を持って生きていくべきなのかもしれません。

皆さんはどうですか?この記事、そして未来授業が、皆さんが自分自身の未来について真剣に考えるきっかけとなれば幸いです。

 

 

記事を読んでくださって、未来授業を見てみたくなったというかたは、記事下部のバナーから未来授業のHPに行くと、ビデオポッドキャストをみることが出来ます。
さらに、今月中はAmazonギフト券が当たる応募企画も展開中です。よろしければご覧になってください。

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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ABOUTこの記事をかいた人

バスケと映画が好きです。徳島県出身。

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