【不利になってからが本番】チェスは”タフでグローバル”な戦略ゲーム

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初めまして。大学生からチェスを始めた杉田渓と申します。おそらく読者さんの多くは、チェスについてほとんど知らない! と思うので、チェスとはどんなゲームでどんな面白さがあるのかについて話していこうと思います。

☞学生証

  1. お名前:杉田渓(すぎたけい)さん
  2. 所属:東京大学大学院新領域創成科学研究科社会文化環境学専攻空間情報科学コース。チェスでは2014年の学生選手権にて4位入賞。
  3. 進路:東大都市工都市計画卒業後、新領域へ。現在は就活中。

Opening – はじめに

http://hdwpicture.com/3d-chess-hd-wallpapers.html

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「チェス(chess)」と聞いてどんなイメージを持たれるでしょうか。

「ハリーポッターのアレやろ?」

「チェックメイト!」

「ナイトだっけ?馬の形したやついるよね」

「クイーンが強いらしい」etc…、

このようなイメージを持たれるのではないかと思いますが、その通りです。合ってます。

ただ、そこから先、「じゃあどんなゲームなの…?」という疑問が生じたとき、「うーんチェスってよく分からない」となると思います。そこで、今回記事を読んで、さらにイメージを膨らませて、興味を持っていただければ幸いです。

 

Middle Game1 – 面白かった経験

チェスの魅力を感じる瞬間や面白さはなんだ? と言われると難しいのですが、僕自身がチェスやってて良かったと思ったことを話そうと思います。

 

一つ目は起死回生の大逆転勝利したときです。相手は日本で屈指のプレイヤーで、僕はまだチェス始めて2年半程度の時の話ですが、追い詰められていた時に、一瞬の隙をついてクイーンサクリファイスからのチェックメイトで勝利!

クイーンサクリファイスとは最強の駒であるクイーンを犠牲にする大技で、失敗すると即死ですが、決めたときの爽快感は格別! それからそろそろ2年が経ちますが、今でもこのことは忘れません。

不利になっても考え尽していきます。試合終了まで諦められない楽しさがある競技です。

不利になってからが本番

不利になってからが本番

二つ目は初めて海外大会に出場した時ですね、といっても数か月前の話ですが。他国の選手との交流は非常に楽しいものでした。

共通の話題があるので国境を越えて話が盛り上がります。特にスリランカの人はフレンドリーで、大会中に行われる文化交流プログラムイベントでも積極的に話しかけてきて、一緒に写真撮ったりご飯食べたりしました。あとは全試合終了後に部屋に招いてみんなで飲んだり食べたりジョーク言い合ったりしたのは楽しかったですね。

 

Middle Game2 – そもそもチェスってどんな競技?

チェスは囲碁や将棋と同様、対戦型ボードゲームであり、大会もあります。

大会には2種類あり、日本チェス協会の主催する公式戦と、そうではない非公式戦とあります。日本はチェスの競技人口が少ないので、一部を除き基本全国大会になってしまいます。合わせるとおよそ月1くらいのペースで行われているので頻度は高いです。

 

そして、公式戦で試合をすると、自分のレーティングが上下します。レーティングとはプレイヤーの「強さ」を表す数値のことです。

将棋や囲碁では級や段で表しますが、チェスにはそれが無いので原則レーティングを使います。勝つと上がり負けると下がるというシンプルなシステムで、もちろん相手のレーティングに応じて変動する値は変わります。

チェス2

また、チェスという競技は多くの場合時間制限が付きます。

とはいっても様々ですが、持ち時間90分+一手指すごとに30秒増えるというものから、持ち時間3分+一手指すごとに2秒しか増えないというものまであります。

長い試合だと1試合4時間以上かかることもザラです。正直へとへとになりますね。何回もやってるとタフになっていきます。

 

一方短い試合だとじっくり考える間もないので直感で指すことになります。なのでブランダー(悪手)を連発することも…。相手が気づかない場合も多いですが。

ただすぐ終わる手軽さから、プレイヤー間ではあいさつ代わりにやることも多いです。

 

Middle Game3 – チェスはグローバル

チェス3

チェスはご存じのとおり世界中で指されています。一説によると競技人口は7億人もいるんだとか。世界の10人に1人がやっているということになります。

過去にアメリカに行ったことがありますが、チェスクラブがあったり、路上チェスが盛んにおこなわれていたりと、チェスが活発だなーと思ったものでした(当時はチェスのルールすら知らなかったのですが)。

 

ところで、チェスの盛んな国と聞くとどこを思い浮かべますか? 欧米と思う方が多いのではないかと思います。もちろん欧米諸国やロシアでもチェスは盛んです。

しかしそれだけではなく、中国やインド、ベトナムやインドネシアもチェスが強く、盛んな国です。また世界大会には中東や南米、アフリカの国も参加しており、グローバルな競技と言って間違いないでしょう。

チェス1

 

End Game-チェスへの誘い

ここまでいろいろチェスについて話してみましたが、よりイメージを掴めましたでしょうか?

一言で言ってしまえばチェスはタフでグローバル。しかも今の時代スマホでも気軽にできます! ルール覚えるのは少し大変ですが覚えてしまえばワールドワイドで奥の深い世界が待っています。

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誰でも熱中できるゲーム。

また、チェスは一つのストーリーだと思っていて、人間の感情抜きでは語れません。対局の始まりから終わりまでの間に苦悩、プレッシャー、油断、安堵、後悔など、様々な感情の変化とともに試合は進んでいきます。

一見クールとの印象を持たれがちなチェスですが、その裏にはとても熱く人間性にあふれた世界があります! 他のスポーツでもそうですが勝利、特に格上に勝利したときの喜びはひとしおですし、負けた時の悔しさはそうそう取れるものではありません。ドラマチックな世界が広がっていると、僕は思います。

チェス4

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日本でもプレイヤー間の交流は盛んで、大学や学生・社会人の垣根を越えて仲がいいので興味をもたれたらどこかのチェスクラブに連絡を取ってみるといいと思います!

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不利になってからが本番

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