「東大生は他人の評価で生きている」壮大な野望をもつエスキュービズム薮崎社長にインタビュー

LINEで送る
Pocket

「日本をよくしたい。」
壮大な目標を掲げる会社がある。

 

エスキュービズムという会社をご存知でしょうか?
ソフトウェアの開発・販売、テレビや冷蔵庫などの家電の製造、IoT、それから流通事業、はたまたかき氷機の製造まで、様々な事業を行なっています。

 この会社何をやっているの?と思った方も多いのではないでしょうか。
その根底には「日本をよくしたい」という大きな野望がありました。

 実はこの会社を立ち上げた薮崎さんは東大出身。

どうして起業したのか?ビジネスを通してどう日本を良くしていくのか?質問攻めにしようとしたのですが、逆に東大生の欠点を痛いほど突かれてしまいました。

 これから就活する人、なんとなく大学生活を過ごしてしまっている人にも是非読んでいただきたいインタビューです。

☞学生証

  1. お名前:薮崎敬祐さん
  2. 所属:株式会社エスキュービズム代表取締役社長
  3. 出身:東京大学大学院経済学研究科

世の中の違和感と起業した理由

-今日はよろしくお願いします。早速ですが、どうして起業しようと思ったのか、聞かせてください。

もともとすごく感じていたのは、日本の学校って、クラス40人くらいいるとすると、オール5の人って3人か4人いるんですよね。

でもその5がついた人たちの中でも1番から3番は絶対にあるはずなんです。つまりみんなが絶対に同じかっていうとそうではなくて、すごく差があったりするなと。

 

例えば学校のテストは範囲が決まっているから、その範囲を完璧に仕上げて100点取るだけで十分。

ほんとは200点取れる人も、テスト上は100になってしまう。さらに別に教科外で宗教について自分で学ぶとか、政治について考えたりする時間って点数に反映されないですよね。

 

こんな風に今の日本の教育って一番上がわからないような画一的な相対評価だし、それにオール5の人の中でも差ってものすごく大きいなと感じたんです。

-それと起業したのは、どういう関係があるんですか?

日本の会社も同じ仕組みだと思ったんです。会社も基本的には、すごくできるやつもできないやつもほとんど評価が変わらないところが多い

だから優秀な人ほど外資とかコンサルとか投資銀行とか行ってみたくなるんだと思います。給料も高いというのももちろんあるけれど、それよりもちゃんと能力を評価されるイメージがあるから。

その、ちゃんと正当に能力を評価するということがすごく重要な気がして

 

卒業した後にリクルートに入ったんです。リクルートの同期は“変なやつ”が多くてとても面白かったです。

ただ一方で、大学の時の友人と話したり、いろいろな会社の上の人と接したりする中で、多くの社会人が、会社に入ると良くも悪くも組織のルールに従順になってしまっていると感じました。

たとえば、いろいろ新規のことをしようとしても、飲み会で盛り上がるだけで結局実現しなかったり。

 

なぜかっていうとやっぱり決められたことだけをきちんと100%やってる方が会社の評価という点では効率的だったんですよ。今の日本の企業はやったもん負けになってしまうんです

テストと同じで大手企業の営業でも、「これをお客さんに一千万円売ってね」って言われたら、他の仕事で価値をあげたところで、全然意味がないんです。

だから自分の時間を投資しない。でも仕事人生40年間と考えると、20代の若いときに、将来にとって大事なことを、言われてなくてもいろいろやって、力をつけて行くべきだと思うんですけどね。

 

これが成り立たないのは、自分の成長のために時間を使ってもお給料は上がらないし評価もされない、ただ自分のプライベートが追われるって話になってしまうから。

そして日本がなぜ今止まっているか、停滞しているかっていうと、これが全ての原因だと思ったんです。

 

だからほんとになにか事業をやりたいというよりは、要は本当に日本をよくしたいと思っていて。

そのためには、自分を含め活躍したい人が力を持て余している環境が不幸だなと思って、

こういう人が、損得勘定を考えずに100%力を発揮して、そしてそれがきちんと評価されて結果として反映される仕組みを作りたいと思って会社を作ったんです。繋がった?(笑)

繋がった?(笑)

起業の先に目指すものとは

日本をよくしようと思って政治家も一度考えた事があるんです。でも日本全体で変えるって言っても少し難しいなと。

それよりは、世の中を自分で変えたいと思い、行動できる人を集めて、まずは“できる人”だけで変わろうと思ったんです。

そんな集団を作って本当に未来を変えていければいいと思っていて。それが成功したら多分、みんなあっち側いけるぞってついてくるから、その方が早いと思ったんです。

 

-会社の成功っていうのはそれくらいの影響力を持つまで大きくなるってことなんですか?

そうです。だからうちがやっているのは、大企業を作る過程なんです

日本発のグローバル企業を作ろうと思っています。うちはベンチャーって言うよりは中小企業でいいんです。

だってソニーもホンダもパナソニックもみんな、数人の工場から始まって世界的大企業になっている。この過程をもう一回やればいいじゃん、と思っているんです。

欧米とかシリコンバレーとかに憧れている人も多いかもしれないけれど、日本にだって世界的な企業はたくさんあるんです。(そのあたりに興味がある方はBiz/Zineさんの記事を読んでみてください)

-ベンチャーと中小企業の違いってなんですか?

ベンチャーはある程度リスクを負って何かを変えようとしている企業で、中小企業っていうのは、なんらかの事業をして黒字を出してちゃんと永続性が保たれるものと考えています。

 

ちゃんとしたイケてる大企業が増えて来ないと日本は変わらないわけで、名だたる大企業がダメになっている、というニュースが最近多いですが、そうした企業の代わりにそこをちゃんと担う企業が必要だと思ってるんです。

そしてその企業のあるべき姿は今の日本のダメなところをちゃんと捉えた上で、ある程度成果主義でもあるし、”優秀な人”が本気で働ける場である必要があると思っています。

→次ページ、東大生よ、本物の自信を身につけろ!

LINEで送る
Pocket

ABOUTこの記事をかいた人

最近家にいない。。。

この記事に感想を送る▼

メールアドレス (必須)

メッセージ