【ITから焼肉まで!??】多分野実業家松尾直樹さんに聞く「東大生の死に方」

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こんにちは!東大ドリームネットです。

私たちは、「東大生の主体的なキャリア選択を支援する」という理念のもと、

東大卒業生と現役東大生が対話する場を企画運営しています。

そんな東大ドリームネットはUmeeTとのコラボ企画で、学生に卒業生の魅力的な生き方に触れてほしいという思いから、

多様な卒業生のお話を広く発信することにしました。

(今回で第二弾!!第一弾はこれ!!http://todai-umeet.com/article/22641/)

 東大ドリームネットについてはこちら HP:http://todai-dream-net.com/

 

 

突然ですがみなさん、死ぬ時を想像してみてください

どんな風に死にたいですか?

あの時ああしとけばよかった!!、って後悔しながら死ぬよりは

いい人生だったって満足して、納得して死にたいですよね。

 

 

今回紹介するのは、死から逆算して自分にとって納得できる主体的な生き方を実践なさっている、

松尾直樹さんという方。

 

どうやらITから焼肉店の経営まで?!幅広い事業に携わっていらっしゃるようで…

 

 

 

☞学生証

  1. お名前:松尾直樹(まつおなおき)さん
  2. 年齢:43歳
  3. 経歴:法学部在学時に医学部の友人に誘われて起業。同社では、コンタクトセンター及びITのアウトソーシング事業を中心に、ブライダル関連、ニュース、チョコレートブランド、飲食といった多角的な事業を展開している。

 

IT、焼肉、チョコ、カード!!??異色の実業家

ー松尾さんは、様々な分野の事業に携わっているとお聞きしました。具体的には今どういったことをなさっているのでしょうか?

 

まず学生時代に友人から誘われて起業したコールセンターとインターネットサービスのアウトソーシング会社のグループでは、結婚式用の動画制作、日本向けにハリウッドのゴシップニュースのWEBメディアチョコレートブランドの展開アメリカンダイナー&カフェ焼肉など。

別資本で、アートギャラリーの経営、趣味関連では、カードゲームを作ったり、お笑いライブを主催したり、競馬用の馬を飼ったりかな。

松尾さんの経営する渋谷にある高級焼肉屋の看板メニュー、ざぶとん重ね盛り。 ざぶとんとは店名にもなっている、肩ロースのあばらの骨側にある肉。

 

ー本当に幅広いですね、なぜ起業なさったのでしょうか?

 

私は「10年後の当たり前」を生みだすビジネスの工場を作ろうと思い起業しました。

 

新しい事業が生まれていかないと、必ず経済は衰退していくんだけど、新しい事業を起こすことは、リスクが高いため、個人で負うリスクが低い形で事業が生まれる仕組みを創ることが世の中のためになると思ったんですね。

同じようなことを考えていた上にどうやってそれを実現していこうかというシナリオまで持っていた、医学部在学中のすごい友人に誘われて、挑戦してみようと活動を始めました。

 

実際、リスクに弱い遺伝子と文化を持ちつつ、個人の欲望よりも責任感を優先させて真面目に働ける日本人には、なるべく個人のリスクを追わせずに試せて、そこからスピンアウトしていく起業モデルが一番合っていると思います。

 

ーとおっしゃられつつも、学生時代に起業されているので、ご自身の選択はむしろリスクが高そうなイメージがあるのですが…

 

起業しようと思って、リスクを考えた時に、リスクを減らして起業できる方法やルートがあったらいいな、というのがさっき言ったような事業モデルをやろうと思った動機でした。だから、「本当に大丈夫かなぁ、結果として多くのものを失うかもなぁ」と正直言って、ビビリながらの選択でしたね。でも、

そもそも、個人が負うリスクで一番大きいものってなんだと思いますか?

 

ーお、お金ですか??

 

私は、だと思うんですよ、結婚して家庭や子供を持ったりして、自分の命以上に守らなければならないものを持っていないうちは特に。

 

めちゃくちゃ成功して、億万長者になっても、守りに守って危ないことを一切せずに損せずに人生を送ったとしても、結局みんないつか死にます。死がゴールです。

だから、どんな風に生きたら幸せなのか?というのは、どんな風に死ねたら幸せなのか?ということに答えがあると思っています。

その時の私は、起業を選択せずに、自分固有の人生を生きられなかった、一回きりなので挑戦しておけばよかったと満足して死ぬことができないリスクの方が、起業を選択して失敗し、金銭的な損について人生を後悔するリスクより高いと思いました。

 

今は、安定した収入がなくたって、大失敗したって、少なくともすぐには死にはしない

それなら、「死ぬ時に自分固有の人生を生きたと思えるかどうか」を優先しよう、そう思って起業しました。

 

 

ちなみに、学生時代にそういう考え方になったのにも理由があります。

 

(質問を先読みされたッ…!!?)

 

日常にある死

実は私が学生の時、尊敬していた先輩が亡くなりました

その先輩は学生の時から将来設計が明確で、建築の道に進むと決められていました。

そして世界の建築を見るために最古の建築物であるエジプトと建築の本場であるヨーロッパを巡る旅に行かれたんです。

しかし、なんとも皮肉なことにそのエジプトで風土病にかかり、そのままこの世を去ってしまいました。

 

当時の私は、それまで死と無縁の生活を送っていると思っていました。

 

しかしそれを境に世の中に必要だとか役に立つはずの人間だとか、未来があるとか能力があるとかは関係なく、死は日常にいつでも訪れる可能性のあるものなんだと強く考えるようになりました。

 

とはいえ、

大学に入ってからは、地元の愛知県岡崎市出身者のみの学生寮だったのもあり、ゲーム、麻雀、パチンコ、合コン、ナンパと享楽的に生きる毎日。

 

なにも積み上がってないけど抜け出せない日々…

 

腹の底から新たな向上心ややる気が出てこないのはなぜだろう?と

いろいろ考えて、結論が出ました。

 

 

私がそうなったのも全部父のせいだ!!と。

 

ーお、お父さん?かなりいきなりですね笑

 

大学の教養過程で興味があって、心理学関係の講義を多くとったりしていたのもあって、フロイトとか発達心理学とかに絡めて考えた結果、

生まれてこのかた、母からはそれなりに愛情を受けて育った気がするけど、父とはあまり話したことなかったし、叱られたことはあるけど、褒められたことは一度もなかったなぁ、って気づいて、

やる気が出なくて、将来の目標も立てられないのは、父が自分に無関心で愛情をかけてくれなかったからじゃないいかと。

大学落ちて浪人した時も、翌年、受かった時も何も言われなかったので、表層意識では別になんとも思っていなかったけど、深層心理では頑張って達成したことに対して、無意識で一番求めていた報酬が得られなかったために違いない!と思い込みました。

 

それでさっそく父に被害者面で電話しました。

「いまいちやる気が出ない、人生に目標が持てない、それは全部父のせいだ」と。

 

 

次ページ:松尾直樹さんを突き動かした父の言葉とは?

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