竹馬の魅力
こんにちは、いっちーです。
みなさん、突然ですが、竹馬をご存知でしょうか。

『竹馬』
竹馬(たけうま)とは遊具の一つ。2本の棒それぞれに足場を縄紐で括り付け、爪先が棒に当たる様に足場に乗り、棒を掴んでいる手と足を共に動かして歩行する。
ー「竹馬」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2016年12月23日 (金) 04:16 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%B9%E9%A6%AC
おそらく小学校の時良く乗って遊んだ記憶があるのではないでしょうか。
竹馬、それは、数ある乗り物の中でも最も原始的なルックス、しかしそれでいて乗りこなすための難易度の高さ、そして乗れたときの達成感、10〜20cm高くなっただけなのにまるで別世界のように広がる視界。そのすべてが小学生を魅了するのに十分と言えます。
そうです、竹馬は、小学生にとってなくてはならない遊び道具なのです。もはや必需品、といっても過言ではないでしょう。
しかし、ここで僕は違和感に気づきました。
「竹馬に乗る領域は、小学校の校庭にほとんど限定されていた・・・果たしてそれでいいのだろうか・・・
竹馬というこの素晴らしい乗り物に、外の世界の偉大さを教えなくていいのだろうか・・・
その有り余るスペックは、外の世界でこそ真価を発揮するのではないだろうか・・・」
悩みました。。。
「なんとかもっと竹馬の力を引き出せないだろうか・・・そしてその素晴らしさをより多くの人に伝えられないだろうか・・・」
「そうだ!竹馬で東京駅から横浜駅まで歩ききってみせよう。竹馬には小学校の校庭は狭すぎる」
日本の中心、東京。そして筆者の地元である横浜。距離にして30km、ここを竹馬で走破できれば、竹馬の潜在的なパワーをアピールできるに違いありません。

はい、というわけで前置きが長くなりましたが、「竹馬で東京〜横浜走破チャレンジ」スタートです!
ちなみに徒歩だと6時間ほどで行けるようなので、一日あれば余裕でゴールできるはずです。

竹馬購入〜決行前
・・・と、意気込んではみたものの竹馬をそもそも持っていません。なんならここ10年ぐらい実物を見てすらいません。なのでまずは入手するところからです。
「お前そこは自分で作れよ」というツッコミが入りそうですが、自作の竹馬に乗っていたら道の真ん中で大破したという友達がいたので、ここは安全のためにも既成品を手に入れることにしました。
結論から言うと、Amazonで簡単に手に入りました。偉大です。

ラッキーなことに、割引きされていました。
竹馬が無事届いたところで、次は相方探しです。さすがに竹馬で孤独に旅するのは寂しいですし、なにより本当に達成したのか証言する人がいません。
そこで誰かこの馬鹿な企画に付き合ってくれる変人過酷な企画を支えてくれる優しい人がいないかとすぎやま食堂で持ちかけてみたところ、なんと二つ返事でオッケーしてくれた人がいました!上の写真にも登場している、UmeeTのこーたくんです。

駒場祭で踊っている時のこーたくん。ちなみに竹馬は乗れないそうです。
竹馬も揃えた、助っ人もついてくれた、というわけであとは決行するだけです。二人が暇な日ということで、2月9日に設定しました。
ちなみにこの日付設定のせいでこのあと地獄を見ることになりましたが。。。
いざ、出発の時
運命の2月9日がやって来ました。東京駅待ち合わせで、そこから南下して横浜を目指します。
体調も万全、前日緊張で眠れなくなるなんてこともないまま当日を迎えたのですが、ここで大きな問題が発生しました。
天気です。

なんとこの日は2月で唯一、雪が降った日なのです。
朝天気予報を見て、一瞬このまま決行するべきか逡巡しました。
しかし、ここでの目的は竹馬の偉大さを証明すること。雪なんかに負けていてはお話になりません。決行です。
寒さに震えながらも、東京駅に無事到着しました(この日は最高気温5℃、最低気温1℃)。

竹馬を袋から出して、組み立てていざ出発です。
実はここで、「竹馬を組み立てるのにカナヅチが必要」ということがわかり慌ててしまいますが、東急ハンズでカナヅチを購入して事なきを得ました。
次ページ、ついに出発!