【東大入試】白熱議論10時間!現役東大生が東大現代文をガチで解いてみた【2017年度解答速報】

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設問(一):人間がハマってしまった落とし穴

(一)科学技術の展開には、人間の営みでありながら、有無をいわせず人間をどこまでも牽引していく不気味なところがある」とはどういうことか、説明せよ。

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本番受験さながら30分で大問1つを解きます

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(ユージン) 基本的には「問題を解決するためにつくった技術」が「問題を生み出し、新しい技術を要請する」というパラドックスを突けばいい問題だったね。

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(かめ)テクノロジーが「運動性」を持っているというのも、この問題のポイントの一つだと思う。第一段落で「自己展開」といっていたり、傍線部でも「展開」という言葉が入っていたり、「牽引していく」といっていたり。一回ぽっきりの話ではないという要素も表現したいところだね。

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(こだま)あと、「どこまでも牽引していく」という表現も気になる。「牽引」が暗黙裡に示している「不可避」な感じ、「抗えない」感じを解答では表現したい。

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(かめ)同じことが「有無をいわせず」「不気味なところがある」の語感を失わずに言い換えられるか、についても言える。

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(ユージン)「どこまでも」「有無をいわせず」「不気味」の3つの語感は、テクノロジーが自律していて、自分で発展していくというところに共通の根があると思う。

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(こだま) 全体の構造としては、「テクノロジーが自律的にXし続けることに、人間が抗えない」としてはどうだろう。

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(かめ)
テクノロジーが自己展開していくという論点に関連してもう一つ要素を加えたい。
人間が最初に技術を生み出したとき、人間は技術に対して主導権を持っていた。それに対して、技術が自己展開する局面では、人間は技術が次々に提起する問題に対応して技術を開発し続けることになる。

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(かめ) ここでは人間は、主導権を奪われていて、半ば技術の奴隷になっている。この変化も、不気味さを説明するための重要な要素だからぜひ解答に付け加えるべきだと思う。

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(こだま)技術がつくった泥沼に、人間が引きずりこまれていくというニュアンスを解答でうまく表現できるといいね。

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<まとめ>

次のことをうまくまとめればOK!

  1. 技術は「問題解決」のために生み出されるが「新しい問題を生む」というパラドックス。

  2. 最初は人間が技術に対して主導権を持っているが、次第に主導権を技術に奪われていくという点。

  3. これらの過程は技術の自己展開によるということ。

解答:問題解決のための科学技術が、ひとりでに新たな問題を作り出し、更なる技術を要請するという自己展開の過程に、人間を搦め捕るということ。(65字)

次ページ:テクノロジーは人間の行為を変える

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