【東大生は”リスクを取れる集団”?!】フルマラソンを2時間台で走る「世界最速の社長」久保田裕也さんインタビュー!

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久保田:また、旅していく中で、現地の人々とたくさん話をしましたが、彼らはみんな多言語を話せるんですね。さらに、年収はどれくらい欲しいかと聞いたら、家族を養えるくらい、年収100万でいいって言うんですよ。

今日本は少子化で、経済もすごく成長しているわけではない。

そういう状況では外需を増やす、外国人を受け入れる、という話になると思うんですが、彼らのような多言語が話せて、安く働く人がたくさん流入してきたら、日本語とまあ英語くらいしか話せない自分は勝てないなと思いました。

会社で真面目に働いているだけでは生き残れない、どこかのベクトルで圧倒的に伸びないと、世の中には必要とされないと感じたんです。

もう、旅の後半ではオトバンクに入ると決めていました。

 

筆者:どうしてオトバンクに入ることが、世の中に必要とされることにつながると思われたのでしょうか?

 

久保田:何から何までやらざるを得ない環境だったからです。

もしこの会社が成長していくことが出来れば、自分もとんでもない成長をしているはずだし、それで経験できることは普通に就職するのでは経験できないと思いました。

 

それに、こういう機会がこの年齢で来たということに運命を感じました。

30代でそういう機会があっても、家庭があったりしてチャレンジできないかもしれない。

今は身軽だし、もし失敗するなら2,3年で結果が出るだろうから、そしたらまた別の道に進めばいいやと思い、オトバンクに入ることを決めたんです。

 

旅の最後にリスボンで持っているものを絶叫しながら港から放り投げて、帰国してから内定先に謝りに行きました。

 

リスボン1

 

ランニングとの出会い

 

筆者:強い覚悟があっての入社だったのですね。

 

 

久保田:当時オトバンクは文字通り苦境で、とにかく必死に働いていました。

それで、週の半分くらい、夜中まで働いてその後に職場の近くにあった店のカレー弁当を食べてたんですけど…

 

筆者:夜中の2時にカレー…

 

久保田:年間10キロずつ太っていきました。

 

筆者:わお。

 

体重計

 

久保田:80キロとちょっとまで行ったかな、常に暑かったですね。

2009年に会社で健康診断を始めたんですが、そこで医者に「このままだと生活習慣病で死にます」と言われました。

なんとか運動してくれと言われたんですけど、運動する時間もモチベーションもなかったんですよね。

それで、週に1度か2度、夜中の2時3時に皇居の周りを走ってから帰るっていうのを始めました。家が皇居から近かったし、その時間だと誰もいないので。

それで結局、1年半で20キロくらいやせました。

 

筆者:それがランニングにつながるわけですね。

大会に出たりなさるようになったのは何かきっかけがあったのでしょうか?

 

久保田:サークルの先輩に「駅伝出ようぜ」と言われて、最初はあまり乗り気ではなかったんですが既にエントリーされていたので、出てみたというのが最初ですね。

出てみると、やっぱり自分より速い人がいて悔しくなるじゃないですか。速くなりたいと思うようになり、週1、2だったランニングが週4、5になり、大会にもどんどん出るようになりましたね。

 

僕は、仕事中は目先のことで忙しいし、土日は体力を回復させるのに時間を使ってしまうので、仕事中に感じたストレスを解消したり、もう少し先のこと、長期的なスパンで物事を考えたい時に時間が取れなかったんですね。

ですが、ランニングを始めてから、本練習の後にゆっくり走るクールダウンの時間に、そういう考え事に対する良いアイディアが浮かぶようになりました。

「あ、これやってなかった!」って思い出したり、「こうすればいいじゃん!」とひらめいたり。

 

あと、走るっていうのは感情をコントロールできないと良い結果が出ないんです。感情的になるとフォームが崩れるので。

 

筆者:健康に良いだけでなく、精神的にも良い影響を及ぼすんですね。

 

久保田:走っている時に自分の行動を反省したり、正しいことと自分が実際にやっていることの差を埋めるのに役立つと思います。東大生に向いていると思いますね。

走るっていうのは、理論と実践が常に表裏一体なんです。有名な川内選手のインタビューを読んでいても、すごく理路整然としているなと思います。

やることをやって、めちゃくちゃ考える、このサイクルが早ければ早いほど、改善のスピードが上がる。これは勉強・仕事・ランニングに共通しています。

東大生と親和性は高いんじゃないですかね。

 

東大生へ

 

筆者:就活、海外、ラジオ、ランニングの話と、様々なお話を伺ってきましたが、今の東大生に何かメッセージをお願いします。

 

久保田:東大生は、リスクを取れる集団です。

少なくとも今の段階では、「東大」という看板の力はめちゃくちゃ強い。

好きなことに没頭して、もしそれがダメだったとしても、東京大学出身の20代なら、きっとそこに魅力を感じて採ってくれるところはあります。若いうちは、生きていく分には困らないんです。

困るのは30代からで、東大出身である事は価値でなくなってくる。もう若くはないし、20代の時にどれだけ稀有な経験をしてきたか、世の中にどれだけ価値を生み出したかという基礎体力の方が大事です。

そういった基礎体力は、大企業にいるからといってつくわけではありません。

必要なのは、自分の意思で、何かにのめり込んでそこで突き抜けること。それは会社がなくなっても、どこでも生きていけるサバイバル能力でもあります。

やりたいことが大企業にあるならもちろんその企業に入るのでいいんですよ。大企業に入ることが悪いのではなく、大企業という「環境」に依存してしまうと、その環境が壊れた時何もできなくなってしまうということです。

自分の頭で考えて、やりたいことをやれる東大生は、すごくたくましくなると思います。

 

さいごに

 

「自分は何がしたいのか、何をすべきなのか?」ということをシビアなまでに考え続けること。

これは進路選択だけでなく、人生のすべての局面で必要なことなのかもしれません。

 

最後になりましたが、お忙しい中取材に応じてくださいました久保田さん、本当にありがとうございました!

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

りほ

美しいものとお酒が好きです。

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