「実はおれ、バイセクシャルなんだよね」と言われたら。〜東大セクシャルマイノリティ支援団体「TOPIA」インタビュー〜

LINEで送る
Pocket

 

こんにちは、りほです。

 

突然ですが、皆さん、大切な人はいるでしょうか。

東大の友達、高校同期、ゼミの先輩・後輩、幼馴染、兄弟姉妹、誰でも構いません。その人を、頭の中に思い浮かべてみてください。

その人の身長、ファッション、輪郭、目の色、唇の形、髪の長さを思い浮かべてください。

次に、その人の声を頭の中で再生します。セリフはこうです。

 

「実は自分、同性が好きなんだよね」

 

あなたはどう答えますか?

 

 

rainbow

 

2015年3月31日、東京都渋谷区で、「同性パートナーシップ条例」が可決され、同年11月5日から「パートナーシップ証明書」の発行が始まりました。

 

この条例は同性パートナーシップを法的に保障した日本で初めての条例であり、同性婚やセクシャルマイノリティについての議論を日本中に引き起こしました。

テレビのニュースでも大きく取り上げられ、セクシャルマイノリティに関する問題が広くお茶の間に届くきっかけになったのではないでしょうか。

 

そして、この問題は画面越しの遠い出来事でなく、あなたの身近に存在しています。

東大には、セクシャルマイノリティの方が気軽に集まり親睦を深めることを目的とするUT-topos

またセクシャルマイノリティの支援を目的とするTOPIAという団体があります。

今回は、TOPIAさんにお話を伺ってまいりました。

 

セクシャルマイノリティの方々はもちろん、自身の性自認や性的指向に違和感を感じたことのない人にも読んでほしい。

 

友達が「おれ、ゲイなんだよね」と言ってきたらあなたはどうしますか?

後輩が「わたし、実は身体の性は男なんです」と言ってきたらあなたはなんと返しますか?

誰かが発した「おまえらホモじゃん、気持ち悪www」という言葉が、あなたの同クラ、サークル同期、ゼミのメンバーを深く傷つけていたとしたら、あなたはどう思いますか?

 

そんなことを考えながら読んで頂ければ、と願っております。

 

 

 

メンバー紹介

 

2016年12月某日、渋谷のあるカフェにて。私は、突然の「取材させてください!!」という私からのメッセージに快く応じてくださったお二方と席についていました。

 

筆者「初めまして、UmeeTの女子校の申し子です。今日は宜しくお願いします!」

二人「宜しくお願いします!」

筆者「まずはお二人に自己紹介をお願いしてもいいですか?」

918「はい。初めまして、TOPIAメンバーの918です」

シン「初めまして、シンと言います。当事者としてTOPIAで活動しています」

 

TOPIAとは?

 

筆者「ありがとうございます。まずお聞きしたいんですが、TOPIAは何がきっかけで始まったのでしょうか?

ネットで調べた限りだと、結構新しい団体かなという気がしたんですが」

918「そうですね〜、結構新しいです。

そもそもは2014年の駒場祭で、坂口菊恵先生のゼミがセクシャルマイノリティに関する展示を行って、そこにUT-toposの有志(以下toposと表記)も参加したんですね。

ただ、toposは発信活動をしないと決めているサークルなので、活動できるサークルを作ろうということでTOPIAを作りました。

そのあとはちょっと活動が途絶えちゃったりしたんですが、2016年の夏に活動が再開されまして、駒場祭で展示を行いました」

筆者「なるほど。toposとのいは…

シンtoposは交流がメインの自助サークルであるのに対し、TOPIAは目的に向かって活動するサークルですね。

なので、toposは当事者のみを受け入れているんですが、TOPIAはセクシュアリティ・アイデンティティ不問です」

筆者「セクシャルマイノリティでも、そうじゃなくても入れるってことですね」

シン「そうです!」

駒場祭展示の様子

 

筆者「結成の話に戻りますが、やはり結構新しい団体なんですね。展示の他に今までに何か活動なさったりはしたんでしょうか?」

918スポ身の出席カードで、女子だけ三角の形に切り取るところあるじゃないですか。

あれを廃止してもらうよう働きかけました

筆者「えっあれ廃止されるんですね!確かに女子だけ切り取るっていうのは、なんだかなあと思ってたけど。

何故そこに着眼したんでしょう?」

体育

918「うーん、あれには2つ問題があって、1つは自分の性別に違和感を持っている人やトランスジェンダーなどにとって、性別を『切り取る』っていう不可逆な行為が大きな苦痛になり得るんです

筆者「…なるほど。確かに、 自認する性別と違う性別を、”切り取る”っていう形で表明するのは、つらい行為ですね」

918「もう1つはセクシャルマイノリティからは少し離れるんですが、おっしゃったように、切り取るのが女子だけっていうのは、悪意は含んでいないにせよ平等とは言えないですよね。

基本的には『男が標準、女が特殊』という考え方は性差別的であって、片方の性別の切り取り欄はその考え方を反映していると考えています。いくら男子の数が多くても並列に扱ってたら、男女両方の欄をつくるはずです。

そもそも、大学から来たメールに「人数把握などに用いてきたが、切り取る必要は確かにないので廃止します」と書いてあったので、事務的にも不要なんです」

 

筆者「なるほど。どのようにして廃止まで持って行ったんですか?」

918「まず駒場のハラスメント相談室に相談したら、教養学部長に手紙を書くといいと教えていただいたので、書いて相談室の方に手紙を渡してもらいました。

そしたら会議にかけられたみたいで、メールで来年から廃止するとの連絡をいただきました」

筆者「へえ!生徒の声をちゃんと聞いてくれたんですね」

Screen Shot 2017-01-15 at 10.27.15

http://har.u-tokyo.ac.jp/en/

 

次ページ:セクシャルマイノリティが東大で実際に受ける差別とは・・・?

LINEで送る
Pocket

ABOUTこの記事をかいた人

りほ

美女とイケメンとやばい人が好きです。

この記事に感想を送る▼

メールアドレス (必須)

メッセージ