11月25日（金）から27日（日）まで3日間にわたって行われる、第67回駒場祭。
個性豊かなたくさんの企画が登場するなかでも特に注目を集め、五月祭・駒場祭とも毎回メディアの取材が殺到している企画が「東大美女図鑑」だ。
しかし、そもそも東大美女図鑑とは何なのか、どんな団体が運営しているのか。
「東大美女図鑑」という名を知っていても、その裏側を知らない人は多いはずだ。
「東大美女図鑑」を運営するのは、学内系サークル「STEMS UT」。
今回は、STEMS UTの広報を務める、篠原梨菜さんにインタビューした。
「東大美女図鑑」の目指すものは何か。この駒場祭での新しい試みについても聞きとった。
- お名前：篠原梨菜（しのはら・りな）さん
- 所属：文科三類2年／STEMS UT広報担当
- 進路：法学部第二類内定
東大美女図鑑って？
－東大美女図鑑というと、書籍部などにも置いてある写真誌を発行しているところというイメージがありますが。あとは、モデルの方がテレビ出演したりもしていますよね。
写真誌『東大美女図鑑』シリーズの発行は、編集部の活動のメインのひとつです。
でも、「東大美女図鑑」が目指しているのは、単に女の子を見て楽しんでもらうということではなく、東大女子のイメージアップでもあります。
－というと？
写真誌という形ではありますが、受験生時代「東大女子はつらそう」と不安になった経験のある東大女子は多いはずです。
東大の教育や研究がとても優れているのはみんな知っていたのに、「東大よりも私大のほうが楽しいかも」と思った方もいるのではないでしょうか。それはすごく残念なことです。
モデルの等身大の姿に迫ることでそういったイメージを和らげ、女子受験生に東大をもっと身近に感じてほしい、というのが「東大美女図鑑」編集部の理念です。
－なるほど。では次に『東大美女図鑑』がどのように作られているか教えていただけますか？ こういうのはなんですが、「東大美女図鑑」について分からない点も多く、具体的な活動についてよく知らない方も多いと思うので。
そうですね。写真誌の制作活動等に手一杯で、広報に力を入れられてなかったかもしれません。
『東大美女図鑑』は半年に一度、学祭が開催されるタイミングで最新作を発表できるように制作しています。
最初の編集会議でコンセプトを決めて、デザイン担当とインタビュー担当はそのコンセプトに沿って自分の作業を進めていきます。
そして撮影担当がモデルの皆さんと日程調整をし、撮影を重ねていきます。モデルの方は30名以上いて1人につき2-3度の撮影をするので、非常に大変ですね（笑）。
「東大美女図鑑」の編集部員は純粋にモノを作ったり、イベントを運営することが好きな人が多いかなと思います。「東大美女図鑑」の制作の他にも、カメラをやっている者や小説を書いている者など、様々な活動を意欲的に取り組んでいるメンバーばかりです。
現在デザイン担当が不足しているので、東大美女図鑑に限らず何かをデザインしたい・クリエイティブなものを作って発表したいという方がいましたら、是非一緒に活動しましょう！
[広告]
歴代最多のコンテンツ数 今回の駒場祭はここが違う！
－では次に駒場祭での活動について教えてください。今回は『東大美女図鑑』の発表以外にも多くのコンテンツがあるそうですね。
『東大美女図鑑 vol. 6』の見どころ
まずは、写真誌の最新号『東大美女図鑑 vol. 6』を発行します。
今号のテーマは
「東大美女図鑑、みつける」
好きな本、音楽、映画など、勉強以外でもさまざまな発見をして大学生活を楽しんでいるモデルたちに注目してください！
－篠原さんも掲載されていますね。たしか篠原さんはもともとモデル出身で、その後編集部やSTEMS UTに参加したということですね。
もともとはモデルとして撮っていただいてたんですけど、出版関係に興味があったので、編集部にも参加することにしました。
さっき話したことは、『東大美女図鑑』編集部としてのコンセプトや見解で、私自身の考えとは異なるところもありますが、東大を目指す女の子が増えたらいいな、というのは、私も含め、編集部とモデルのみなさんの共通の願いだと思います。
『vol. 6』を読んだ人が、学問に打ち込み、青春も楽しむ、新しい東大女性像を「みつけ」てもらえたらなと思います。
別冊東大美女図鑑？ 『classieux』とは
－今回は、『東大美女図鑑』のスピンオフ雑誌が発売されると聞きましたが。
STEMS UTの下部団体として、『東大美女図鑑』編集部」とは別に「wareware inc.（ワレワレ・インク）」という団体が誕生しました。
STEMS UTは企画サークルなので、新しい企画が生まれた際は、STEMS UTの下部団体として組織されることになります。
ちょうどスポ愛（スポーツ愛好会）の下に、テニスパートやバスケパートがあるようなものですね（笑）。
その「wareware inc.」が今回発行するのが、カルチャー写真誌『classieux（クラシユ）』です。
フランス語で「上級だ、かっこいい」という意味があるこの雑誌では、創刊号のテーマを「AN INTRODUCTION TO A CITYGIRL IN 2020」としました。「東大美女図鑑」全面協力のもと、『東大美女図鑑』のモデルも多数登場しています。
特集記事「東大男装美女図鑑」や、普段なかなかしない、花の贈り物について取り上げた記事「You love flowers, don’t you?」など、かなりハイクオリティで「classieux」な雑誌に仕上がっています。
『東大美女図鑑』よりお求めやすく、読み物としても面白いと思いますので、『東大美女図鑑』シリーズに関心のない方にもオススメです。
私も「006. CITYGIRLS READ」という企画で、小説を読む理由や好きな小説について対談させてもらいました。とても熱く語ったので、ぜひ読んでみてください！
受験生相談企画・模擬店のコンセプト
－今回は書籍の販売だけではないそうですね。
101号館南通りに出店する模擬店では、東大に女子を増やすための活動として、女子受験生限定の受験相談ブースを設置します。
模擬店スタッフが全員「東大美女図鑑」モデルなのが私たちのお店の見どころですが、そのモデルたちから直接、勉強方法だけでなく、東大女子としての生活などについても話し、東大を目指す女性たちの悩みや不安を少しでも取り除けたらいいなと思っています。
－実際に東大女子の先輩から話を聞けるのはうれしいですね。
11月26日（土）まで、メールでの相談予約も募集しています。
utsweetheart@stems-ut.jp まで、お名前、学年、相談内容、駒場祭の来店予定日時を記入のうえメールしてください。対象は、東大を目指す女子の受験生で、基本的には駒場祭のお店で直接ご回答させていただきます。
なお、お店では今回特別に制作いたしました「四つ葉のお守り」もお求めいただける予定です。
－ありがとうございました。
こんな記事も読まれてます
編集部からのお知らせ
私たちについて
UmeeTは「挑戦する東大生」の面白さを発信する、東大発オンラインメディアです。魅力的な東大生・卒業生へのインタビューや海外での留学・休学体験記、自分の研究への愛や、東大生が主催するイベントやスタートアップなど、読み手にとってなにかの指針となるような情報が詰まっております。
もっと見る
