地方創生は、誰のものか。~「地方嫌い」な東大生が見た地方という現実~(前編)

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東京での2日間:仮説を立ててみたものの

丸々一週間のプログラムでしたが、最初の2日は汐留にあるソフトバンク本社での研修とリサーチ、仮説設定の時間。

どうせソフトバンクの素晴らしさをプレゼンされるんだろうなー、と考えていましたが、その予想は大外れ。

「これら課題は、すべての地方自治体が抱えるもの。塩尻という普通の自治体で解決できれば、日本中に広げられる。」

「学生は時間があって、世間知らず。だからこそなんでも言えるんだ、期待しています!」

「この際ソフトバンクのことは忘れてください。インターンということも忘れてください。世の中を良くすることだけを考えるプログラムです。」

熱量高めな参加者。1400人ほど応募があった中の30名ということで、精鋭部隊のような雰囲気でした。

熱量高めな参加者。1400人ほど応募があった中の30名ということで、精鋭部隊のような雰囲気でした。

アツい、アツいぞ。テンションとやる気が上がってきた。長野県塩尻市、その課題俺らが鮮やかに解決してみせるぜ!

砂糖菓子のように甘い考えを抱いた筆者が、現実の壁にぶつかるのは時間の問題でした

 

解けない課題、息詰まる議論、沈黙するチーム。

 

チームメイトとディスカッションを始めたはいいものの、対象者となる自営業者のイメージが全く浮かばない。八百屋のおっちゃん?まだ存在しているの?

健康診断の受診率、なんで低いんだろ。糖尿病とかのイメージないからじゃないのかな。

イメージビデオをCMで流せば解決じゃない?みんな怖くなって受けるでしょう。

 

・・・そういったことを、ああでもないこうでもないと議論していました。

ただ如何せん、「何が受診率を低いままにしているのか、本当の理由」をつかめていないため、アイデア大会に終始している感覚。

インターンあるあるな風景。 元手となる情報がない限り、分析しても話が進まない。

そのうちチーム内で議論が進まなくなり、お通夜のようなまま初日が終了

その後2日目に突入し、リサーチや仮説案を立てるも結局しっくりこないまま東京での二日間を過ごしました。

まあ、明日から長野でしょ。現地に行けば見えるものあるよね。さくっと終わらせてズバッと提案すればいいか。

そんな甘い気持ちのまま過ごすことができた、最後の夜は静かに更けていきました。

次回予告:絶望の長野

現地入りして30秒で崩れる仮説、対立する関係者それぞれの正義、難航する「真の課題」探し。

チーム仲も悪くなり刻一刻と迫る中、どう向き合い、答えを出すのか。そして見えた希望とは。

次回、この課題に対して決着をつけます。

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ABOUTこの記事をかいた人

場をつくることを専門に。 workshop design や空間設計などを用いて、TEDxなどのイベントや国際フォーラムを手掛けてきました。 「ファースト・ペンギンズ」という、分野を超えた天才たちの楽園をデザインし様々なものをジャックしている最中です。

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