「なんでも楽しみながらやることが大切」今注目の超人スポーツ「HADO」を手掛ける東大卒CTO新木仁士インタビュー

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なんでも楽しみながらやること

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じつはオフィスを彩る“壁紙”は、HADOをプレイするために必須のARマーカーで、プレイヤーの位置情報を検知する優れもの

-学生時代と現在とのつながりはありますか?

一貫しているのは、何かをクリエイトすること、生み出すことです。

理科大の頃は建築学科で意匠系のことを学んでいました。対象の敷地への新しいコンセプトを考えたり、図面をひいたり、模型を作ったり、プレゼンしたりディスカッションするのは楽しかった。ただ、3つの理由で建築とは別の道、IT業界に進もうと考えました。

まず、日本で建築の大きな仕事を手掛ける難易度が格段に高そうでした。バブル期に散々建設しているので建設可能な土地が少なく、市場規模の成長という意味ではIT業界の方がよっぽど展望があるように思えました。

次に、一つ一つのプロジェクトにITサービスよりも建築はよっぽど時間がかかる、という点です。敷地の決定、既存建物の撤去、周辺住民の方との折衝、コンセプト決め、設計、建設などなど、プロジェクトの話が始まってから竣工まで数年は余裕でかかります。気軽に試行錯誤を試したい自分の性分もあって、ITサービスはぴったりだと考えています。

最後は、一人でもある程度サービスを形にしやすい点です。建築の仕事は多くの専門家が関わるので当初からチーム作業が大前提です。ITサービスはプロトタイピング開発ができるので、サービスの雛形を作り、ブラッシュアップしていけるので機動力が抜群ですね。

-常に心がけていることはありますか?

なんでも楽しみながらやることが自分にとって大切なことです。

膝がガクガク震えるほど面白いサービスを作るチームは、もちろんサービス開発している過程も楽しんでいきたい。HADOのサービスもそうやって成長させてきましたし、これからも進化させていきます。HADO WORLD CUPも毎年開催して、より面白くしていきたいです。

僕が仕事をしている傍らでは、商談の打ち合わせもしていれば、コード書いてる人もいれば、ダーツやポーカーしてる人もいます(笑)。いい意味で何でもありなチームでありたい。

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-こうやって3年間HADOのサービスを手掛けてきて、一番嬉しかったことはなんですか?

やっぱりいいなと思うのは、今までHADOを知らなかった人がHADOをプレイして、これまで見たことないような最高の笑顔になる場面に出会えるときですよね。

観客向けディスプレイを見ている子どもが顎外れたんじゃないかというくらい驚いているときや、プレイ方法の説明も聞いてくれないくらいHADOに興奮して騒いでいる姿を見るのが一番嬉しいです。

スポーツの未来、HADOの未来

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-AR・VR産業は、今後どのようには発展するでしょうか?

これまで空想の世界だった漫画やアニメの世界が実現されてゆくと思います。

自分の考えでは、日本の強みとしてコンテンツが挙げられます。今年2月に行われたUnityのイベント、vision summit 2016 に行ったとき、アイデアは面白いけど、コンテンツとしては日本のVRイベントで展示されている内容のほうがよっぽど面白いと感じるブースが多くありました。欧米は、コンテンツより、デバイス自体の革新性やサービスの基本コンセプトが追求される傾向があると思います。

そういった状況下、やはり日本のコンテンツは世界的に見ても大きな魅力ですよね。「ソードアートオンライン」や「攻殻機動隊」など、世界中のVRに関わる人達に大きな影響を与えていますし。

-HADOはAR「スポーツ」であるわけですが、テクノロジー×スポーツという分野はどのように発展するでしょうか?

工業社会になってモータースポーツが産まれたように、情報社会になってスポーツも新しくなるでしょう。

今となっては自動車がこれだけ普及して、モータースポーツも当たり前のものになりました。技術革新が必要ですが、ARデバイスを筆頭に、ウェアラブルデバイスは将来必ず普及すると感じています。

HADO以外にも今のフィギュアスケートのような、新しい魅せるスポーツが出てくると思います。先駆けとして、Orpheというプレイヤーの動きをセンシング可能な光る靴があります。例えばですが、選手自身の動きによって会場全体の照明や音楽を操り、プロジェクションマッピングの新境地が開拓されうると考えています。

HADOはグローバル展開も、もちろんします。上海には進出済みで、直近は中国に力を入れていきます。今後アメリカやヨーロッパから始まり、全世界展開して世界を沸かせたい。やっぱり素直な感情表現してくれるアメリカ人やヨーロッパ人はめちゃくちゃ反応がいい。絶叫しながらプレイしてくれます。

そのときは日本で仕事をしたいっていう願望は諦めます。とりあえず日本食が食べられればいいかな(笑)

-ありがとうございました!

おまけ:実際にやってみた

新木CTOのインタビューから数日後。僕らはHADOの練習会に参加していた。

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緊張の瞬間…

ゲームみたいなもんでしょ?と思っていたが、やってびっくり。しっかりとスポーツだったのだ。息切れはするし、戦略は大事だし。

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軽くジャブから始まる

もちろん、練習会には新木さんもいらしていて、純粋に楽しむ姿も時折。
自分がやりたいことをやるために、仲間とともに突き進んでいく。

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HADOをプレイする新木さん

鉄腕アトムが技術者たちをロボット開発に促したし、現在のVRブームの裏には「ソードアート・オンライン」というラノベがある。
科学技術の進化にイメージの力は欠かせないと思えば、動画を駆使するのは納得なんだけど、自分の中では軽いイノベーションだった。

いやはや、スペシャリティを持った人の話は聞いていて視野が広がるから面白い。

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ばてる

新木さんに会いに行こう

「起業というか、サービスの立ち上げはどんどん挑戦した方がいいと思います」

「失敗した時こそが成長するチャンス」

インタービュー中の新木さんの言葉。

大起業家の言葉は偉大だけど、どこか現実離れしているし、これから自分でビジネスを始めたい!という人にとっては現実的な役には立たないかもしれない。

だから、会いに行こう。

自分たちのちょっと先で、はるか先の未来を夢見て戦っている先輩たちに。

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11/29の19:00~、君の熱い思いを最大化する機会を用意した。参加費無料で食事まで付く。こんな機会、そうあるものじゃない。

詳細&申し込みは、以下をチェックしてほしい。次の未来を作るのは、君だ!

イベント詳細

参加申し込み(残席僅か)

※東大生限定です。

※参加希望者が一気に増えた場合、ゲスト起業家やプロジェクトを持っている学生との相性をみて、こちらで参加可否を決定させていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。第二回以降の開催も予定しておりますので、今回参加できなかった場合はそちらでのご案内をいたします。

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