留学で圧倒的成長なんて嘘?! ~得たものなんて体重・図太さ・モテ体験だけ~

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④留学くらいでスーパーサイヤ人になんてなれない。

 

留学で得たものとか成果とか、よく聞かれるけど何なんでしょう。

私は1年間外に出てみて良かったと思っていますが、その理由ってほとんど自分で目指して得た成果とかじゃないんです。

むしろ、ストイックに毎週100ページ以上の英語文献を読む課題をこなして、あれも勉強して、これも身に着けて…とか考えていた自分の理想は追い求めれば求めるほど「一生懸命になれない自分」を発見してしまうことになりました。

 

1年間の挑戦の年として留学を特別視して、何かを成し遂げよう、非日常を必死に生きようとしても楽しめない。環境は変わったけどそれが日常になっただけだと思ってから私の留学生活は楽しくなりました。

 

留学に行ってスーパーマンになった人がいたとしたら、きっとその人は留学前からスーパーマンだったのだと思うし、結局留学って何てことない、「日常」の形態が日本から外国へ変わっただけなんじゃないでしょうか。

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ヤギがそのへんにいるのだって日常(ちなみにこれはガーナのバスターミナル)

留学前に計画書に並べ立てていた綺麗な言葉も、達成できたと言えば達成できたのです。でも「フランスからみた国際開発の視点を学びたい」という動機で取った授業で習ったことは論文を読み調べれば勉強できること。それよりも、フランス人の友人とアフリカの開発について価値観が合わず小一時間口論になったときの方がフランスのエリート層の視点を知ることができたような気がします。

 

「開発の現場の目線を知りたい」と応募したインターンで分かったのは、自分が外国人である以上現地の人から線引きされる存在であること、現場の目線なんて簡単に知りえないということでした。これを身をもって実感したのは、不本意でありながらもかなりの収穫。

 

留学中日本人とはあまり関わらないと思っていたにも関わらず、一番面白い話は現地で会った日本人から聞いたし、ロールモデルにしたい人にも会えた。(ヘタに排日本人的にならないことをオススメします)

 

いわゆる「「圧倒的成長」」な変化もあったけど、留学前には想定していなかった出会いと出来事がいちばん留学を充実させてくれました

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たった1年の留学で価値観は変わらないし、怠惰な自分は変えられない。スーパーサイヤ人みたいな超人にはなれないし、きっとなれなくていい。キツい環境を乗り越えて自信をつけるのであれば日本でもできそうな気もします。留学した人=偉いという図式とか、無差別に留学を推奨するのもきっと違う。

 

留学の報告書に書くような成長だけじゃなくて、留学の面白さって予想外な経験にあると思うのです

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「留学で何を得ましたか」

「…体重ですかね」

「留学で何か価値観は変わりましたか」

「…時間感覚がルーズになって、図太くなりました。あ、価値観じゃないですね」

「留学で一番良かった体験は?」

「モテ期がすごかったです!夫候補が3人できました」

 

こんな質疑応答があったら奨学金返せと言われかねないですが、私が留学に行って良かった、楽しかったと言えるのはこういう出来事があったからなのだと思います。

学部レベルの留学であれば特に、自分の成長を追及して気負ってしまうよりも、気楽に、留学を楽しむべきだと思います。成長なんて、後から振り返らないと分からないものです。

 

語学力とか忍耐力とかそういう圧倒的成長もいいけれど、予想していなかったところに面白さだとか学びというものが隠れているのが留学の醍醐味だと、しがない留学経験者は思うのです

留学、楽しいですよ。

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ABOUTこの記事をかいた人

Yaska.T

散文的に生きる。

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