「俺は、資本主義の奴隷だからね」 東大卒・サイシード社長中村陽二氏が語る”戦う生き方”

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「とりあえず結果を出せ」

 

ここまでもう十分に中村さんの考え方がわかっていただけたと思いますが、「ビジネスや起業に興味ある人に向けておすすめルートは何ですか?」と聞いたところ、こんな答えが返ってきました。

 

失敗者に人は寄ってこない。学生時代にとりあえず起業して小さな成功でもいいから結果を出すといいのではないかな。

(ちょっと予想通りかも笑)

ビジネスとか起業に少しで興味があるなら、とりあえずゲームに参加するべき

記事を見る人たちの多くは大学生だろうが、たいていの大学生には金、実績、時間、コネ、人材、スキルのすべてがない。

じゃあ、逆にあるのはなんだ?

それは「自分自身」。それをアセットとして、まずは金を生みだすことが大事。金を生んで実績を作らないと、ゲームの第一ステージにも立てていない。誰にも見向きされない。

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「成果のために極限まで努力してしまう、というのも才能の一つだと思うね。」

小さくていいのでヒットを飛ばし続けると、そのたびに人材、情報、金、実績が徐々に増えていく。

無意味なのは、たくさんの起業家に話を聞きに行って「へー!すげえ、俺もやりてえ!」って言って何もしない人。何も生んでない。とりあえず何か行動する、そして成果を出すのが大事。

失敗して当然

それと、ビジネスの世界には「経験が生きない」とか「課題はあるけど事業がうまくいかない」と言って苦労している人たちがたくさんいる。大体のケースは「努力が足りない」か、「もともとその問題が自分が思ったボリュームほど存在しない(つまり起業家の思い込み)」かのどちらかだね。

超有名起業家も、何回も失敗してるんだから、凡人の俺らが失敗しないわけないだろう

最初の三回は仕方ない。僕も最初は全く事業が立ち上がらず悲惨な状況を何回か経験したけど、やり続けているとそこそこはうまくいく時が来る。

2,3度転ぶのは前提としてこのゲームに乗ってみたほうがいいと思うね。さすがに5回以上転んでうまくいかなかったらセンス疑ったほうがいいと思うけど。

 

自分が賢いと思うなら生き方も賢くしろ

金も実績もなく、自分自身だけがアセットだというような学生起業家が注目すべきところはひとつしかない。それは、他人が目をつけもしないクソ市場。数年間努力し続ければ、学生でもクソ市場の王者になれる。正面から大人が目をつけていて投資をしている市場に、弱者の学生が正面衝突しても勝てる確率は極めて低いんですよ。

魅力のないクソ市場で一位になりその市場に新たな価値を加える。

つまり、既存の指標のベクトルとはまた別の指標のベクトルを作るんだ。自分がある程度賢く、スペックがあると思うなら、生き方も賢くすべきじゃないか?

大企業が安定だと思い込むな

思考停止して「歯車」になる人生は面白くないと思うし、生き方としてもリターンが効率的ではない。歯車なんて世界にたくさんあるし、競合も参入者も多い。そこで最高に優秀な歯車になろうとしてもそれは厳しい戦い。しかも、勝ち上がって出世して行けたとしてもリターンは限定的。

大きな会社が「安定」と思い込むのは危険。事業売却やリストラの可能性だって大いにある。むしろ40年間単一の事業で食っていけるなんて珍しい話。大企業でも、それなりにリスクはあるという認識はしたほうがいいよね。

今サイシードが入っているグループ元の全研は、「役員候補採用」をやっている。なんとなく入った会社で歯車の一つになるより、最初から大きな責任を持つことが出来る世界で勝負することを目指す就職もある。新しい試みなので、当然不確定要素は大きい。でも、一般的な過ごし方をしていたら決して出来ないような経験を、1年目から経験することが出来る。これは自分の競争力になるよね。

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取材に同行していた杉山編集長に「幹部候補採用受けてみない?」という誘いがかかる。

インターン採用も積極的にやってますが、東大の人多いですよ。エンジニアだと5名ほど東大の情報系の学生がインターンしてたり。ビジネスインターンにも何人か来てくれてます。

僕の経歴からか、コンサルティングファームの内定者など応募は結構あるね。僕も昔インターンがきっかけでビジネスの世界に引き込まれたので、学生にとってそういう機会にできたらなと。

次ページ:どんな事業を展開しているのか? そこに通底する哲学とは。

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ABOUTこの記事をかいた人

第一期推薦入試合格生。 最近の夢は料理をする勇気と器具と時間を持つこと。

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