「いいからとにかく結果出せ」 東大卒・サイシード社長中村陽二氏が語る”戦う生き方”

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ここでなんとなく「小さな事業をヒット」させるコツが掴めて。その後も事業を一人で4,5個立ち上げたんだけどすぐにそれぞれ数百万から一千万以上を生み出す事業も作ることが出来た。

一度コツをつかむことが重要だと思う。最初から大きな資金を投入してホームランを狙うより修行フェーズはヒットを安定的に生むという経験は起業を目指す人全員が通るべきなんじゃないかな。USの有名実業家も最初は路上でレモネード売ってたりするからね。

彼らを王者に押し上げた事業はほとんどの場合は最初の事業ではないんだよね。

人は成功によって育つ。

この言葉通り、この体験が、すべての原点。

「資本主義を動かす」次のステージへ

収益が安定してから、このままでは小さな黒字零細企業のオヤジくらいのレベルで終わってしまう気がした。一方で、起業してから知り合うようになってきた人の中には、比にならないくらいビッグな世界で住む人々、いわゆる”資本主義を動かす”人々がいることを知った。

「次のステージで、もっと大きな世界を見てみたい。そのためには今までやっていた「スモールビジネス」という形態では到達出来ない。様々な資本のオプション、理論を学び使いこなさねば小さな商売人で終わってしまう」

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そう思って、より大きな資本の使い方学ぶためにとりあえずマッキンゼーへ行った。海外も結構行かせてもらって楽しく仕事していた。

でも、ベンチャーやってたときと比べて成長のスピード感はかなり遅い気がした。だから「どうしようか、いつもう一度起業しようか」と考えてた。

ベンチャーの世界へ舞い戻る

当時のアイデアとしては21世紀型のPEファンドみたいなことやりたいと話していたね。日本では経営者の高齢化が進んでいて事業の担い手が少ないことが深刻な問題なんだ。それなら若手が事業継承し、古い事業体が持っているアセットを使ってベンチャーに変貌させる投資というのがありうるんじゃないかと。

色々な人とそういった仕事がしたいとなんとなく話していたところ、付き合いが長かったとある投資家と、話が具体的に進んだ。マッキンゼーに入社してから10か月後、会社を事業継承型のM&Aを行う形でサイシードを創業することになった。入社時は二年くらいは働こうと思ってたんだけどね。

その後、全研本社に株式を売却する形でグループに入り同時に役員になったという感じ。

今はまだ全然修行フェーズなので、「土台になった経験」なんて語るべきではないけど、振り返って見ると、なけなしの10万円程度の金を使って%として大きなリターンを得た学生時代のあの経験が、これまでの自分の考え方や生き方の原点になっていると思う。

次ページ:君はこの、ビジネスというゲームに乗る気はあるか?

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ABOUTこの記事をかいた人

第一期推薦入試合格生。 最近の夢は料理をする勇気と器具と時間を持つこと。

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