「俺は、資本主義の奴隷だからね」 東大卒・サイシード社長中村陽二氏が語る”戦う生き方”

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インタビューの日。僕は「すげえ」「やべえ」以外の語彙を失っていました。

18年8か月の人生の間に精一杯培ってきた僕の「1日1日を幸せに生きられればそれでいい」という”人生のモットー”は、この方とのインタビューを通して消え去り、そして、あることに気がつきました。

「俺、結局、将来のことを考えるのを避けてるだけじゃねえか」

僕の目の前にいる人物は、東大で院まで出て、20代で”サイシード”という会社の代表取締役、また社員数1000名以上を抱える全研本社株式会社の取締役である中村陽二さん。彼の筋の通った生き方をこれからご紹介しましょう。

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☞学生証
  1. お名前:中村陽二さん
  2. 所属:サイシード代表取締役、全研本社取締役
  3. その他:東京大学・東京大学大学院卒業

 

 

「君たちは人生を”中の上”で終わらせてもいいのか?」

インタビュー中、僕が「勉強もほどほどにできるし、特技もほどほどにあるし、僕はこれまで”なんとなく”でここまで来た感じがするんですよね…。」とボソリと言った時。

東大生の中には、君のように要領がよくて「ちょっと頑張って、なんとなく合格した」という人も少なくないでしょう。そして、そういう人たちはその後も「なんとなく」大学を卒業し、「なんとなく」就職する。

そりゃ、彼らはなんとなくできてしまうから、有名な大企業に就職することは大して難しくないかもしれない。

でも、その先には何がある?

無難に生きていれば周囲とくらべてもそんな悪くない、という「中の上」で終わってしまう。多くの場合は強烈が何かがあるわけではないと思う。

働き続け、定年間近になって自分のやってきたことを思い返す瞬間や、ふと自分と他人と比べる瞬間。そのとき「なんとなく」生きてきた彼らは何を思うのか。

自分は「中の上」で満足出来るか、考えたほうがいい

学生時代の強烈な成功体験

 

ーここまで成功することになった、中村さんの原体験って何なんですか?

特に自分が成功しているなんて思わないけどね。ビジネスの世界に挑戦したきっかけは東大の学部生の時、ある大企業でのインターン。「将来の自分の研究のためにとりあえずエンジニアとしての経験を積みたい」と思ってやってみたはずが、なぜかベンチャーキャピタルに配属され、時給1000円で起業させられたなんていうことがあったんだよね。

それでこの時、投資元の母体が事業会社でそちらに既に顧客ベースがあったのでクロスセルの形で販売して、売上はすぐについてきたんだよね。顧客が既にいるから当たり前だよね。

頑張れば頑張るほど紙面上で面白いように伸びていく数字。

これで虜になった。「これはいける。」と思って、特に明確なビジネスプランはなかったけど、大学4年生から起業。この時は起業に誘われて僕は開発を担当する取締役として会社を立ち上げた。

でも、そこからは暗黒の時代だった。

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「大学生時代は研究者になろうと思っていた」とにこやかに語る中村さん。

 

あれは極限の生活だったね。

オフィスで寝て、シャワーに入りもやしを食べる日々を続け、客から請け負った開発の仕事を終わらせてやっと得る収入は、月収2万。大学との両立のために時間がなく、収益が増える見込みもない。

でも、こんな生活を9か月続けてふと気づいた。

「言われた仕事をこなしているようじゃダメだ」「他人についていくのではなく、自分でやらなきゃうまくいかない」「投資家にお金をもらって喜んでいるようなことではダメだ」

そして、本で起業や経営について勉強し、今度は自分が代表取締役の会社を一人で起業した。

すると、初月

「月商200万」

下品な話だけどこれは嬉しくて銀行から金を全部おろして、家のベッドにまき散らしてダイブした。当然すぐ戻したけどさ笑。

これがきっかけで頑張れば頑張るほど伸びる「ビジネスの面白さ」にハマった。今となっては、「ままごとが上手くできました」みたいなもんで、こんな小さな話で恥ずかしいけど、学生時代の僕としては強烈な成功体験だったんだよね。

次ページ:成功体験が、見える景色を変えた。

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ABOUTこの記事をかいた人

第一期推薦入試合格生。 最近の夢は料理をする勇気と器具と時間を持つこと。

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