牛角の「カルビ専用ごはん専用カルビ」は論理的にこの世に存在可能か?【東大生4人ガチ議論】

カルビ
LINEで送る
Pocket

<第二章 専用の定義> A専用のBとは何を意味するか?

議論を次に進めるために、まずは「専用」の意味を明らかにしておかなければならない。

『大辞林』によれば

①ある特定の人だけが使用すること。

②ある特定の目的だけに使用すること。

③特定の品物だけを使うこと。

とある。カルビ専用ごはん、について、明らかに②の意味で使っていると考えてよいだろう。「カルビを食べる目的」だけに使うごはん、ということだ。

(ここからしばらくの間、議論を分かりやすくするためにまずは「カルビ専用ごはん」を題材にする。「カルビ専用ごはん専用カルビ」の登場は、第三章の終わりを待たなければならない。)

 
 
まずはこいつから

まずはこいつから

 

しかしここで注意すべきなのが、「その目的だけに」と限定している理由は何なのかということである。

強い意味で「限定」する場合、規制されていたり・危険であったりするということになる。

しかし、いくら偉大であるとは言え、一企業であるところの牛角が、「このごはんはカルビ専用であり、他のモノと食べることは禁止されている」などと言えようか。当然言えまい。わけが分からない。

あるいは、カルビ専用ごはんは、カルビ以外と食べると「大変なことに」なるのだろうか。そんなごはんは、もうごはんではない。第一、そんなものを食べるのは怖い。

ここで、この「専用」の意味はやはり、

「そうするのが最もおいしいので、らその途に用いることをお勧めします」ということに過ぎないと確認できた。

つまり、「カルビ専用ごはん」は、あらゆるカルビに対して「最もおいしくなるように作られている」。

聡明な読者たちはおそらく、「何を当然のことをダラダラと」、と思っておられよう。しかし、この前提によって、実はそもそも「カルビ専用ごはん」自体の存在すら疑われることになってしまうのである。

次ページ:「あらゆるカルビに合うごはん」は、一体何に合うのか

LINEで送る
Pocket

カルビ

ABOUTこの記事をかいた人

杉山大樹

UmeeT編集長 常にエンターテイナー的でありたいです。 笑論法創設代表・東大エンターテイメント広報部部長

この記事に感想を送る▼

メールアドレス (必須)

メッセージ