日本医療の未来はここにあり? 東大卒研修医が屋久島で見つけた希望とは

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こんにちは、2015年に東大医学部を卒業し、今は千葉県で初期研修医をしている紺野大地と申します。
普段からUmeeTは楽しく拝読させてもらっています。
 
この度7月16日から31日にかけて屋久島で地域医療に携わってきたので、「東大生による世界征服」(UmeeT談)に少しでも協力できればと思い投稿させていただきました。
 

イントロ:屋久島といえば・・・?

 
さて、屋久島と聞いて思い浮かべるのは世界遺産、屋久杉、もののけ姫・・・。こんなところでしょうか。
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みんながイメージする屋久島

 
 
ヤクシカのパスタ、いなか浜のウミガメ、ポケモンGOで出現するのはポッポとキャタピーばかり・・・。こんなことを連想されたあなたはディープな屋久島ファンに違いありません。
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屋久島の現実?

 
 
 
2週間の屋久島ライフを経てすっかり屋久島通気取りになっている僕ですが、屋久島を訪れるのは人生初。
都会と異なる地域医療の実態に出発前から心高ぶらせていました。
 

いざ屋久島へ! 

 
というわけで屋久島到着。
屋久島は「1か月で35回雨が降る」と言われるほど雨が多い

屋久島は「1か月で35回雨が降る」と言われるほど雨が多い

 
 
予定よりも1日早く出発し、鹿児島市観光を楽しんだのは僕とみなさんだけの秘密です。
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城山からの桜島だが…曇りでイマイチ

 
 

屋久島と都会の医療の違いとは・・・?

 
さて、いよいよ診療。
今回は永田へき地診療所で実習をさせていただきました。
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診療所の周りはこんな感じ

 
なんといっても驚いたのが、「元気な高齢者が多い」ということ。
都会にいると、「80代」という前情報だけでテンションが下がることも否定できません。高齢者は持病のオンパレードなのです。
 
対して屋久島。「○○さんお入りください。」
すると・・・「先生おはようございます!」とスタスタ歩いて入ってくる92歳のおばあちゃん。
「今日はどうされましたか?」と尋ねると、「畑仕事をしてたら虫に刺されちゃってねえ。」
さらには診察が終わると、「これ、畑で採れた野菜ね!うまいよ!」とお土産までいただきました。
うーん、僕は果てしないカルチャー(?)ギャップを感じました。
 
 

屋久島人の健康の秘訣に迫る

 
近年医療界では「健康寿命の延伸」を掲げていますが、屋久島の高齢者を調べれば自ずと答えは導かれるのではないか。
真剣にそう考えた僕は、片っ端から「元気の秘訣はなんですか?」と尋ねまくりました。
 
興味深いことに帰ってくる答えは、
「好きなことをすること」、「笑うこと」、「悩まないこと」
だいたいはこの3つに集約されるのです。
 
せわしなく流れる日々の中で人はみな自分の人生を生きているけれど、たどり着く真理はいつの時代も変わらない。
屋久島の満天の星空を見上げながらそんなことを考えました。
 
自分で撮ったものではありませんが…屋久島の星空

自分で撮ったものではありませんが…屋久島の星空

 

日本医療の未来に希望はあるのか? 

 
話は少し変わって、日本は世界一の高齢国です。
このことは、最重要課題の一つとしてよくとりあげられます。
「労働者は減少し、年金や医療費を逼迫する高齢者が増える。
日本はいずれ後進国になってしまうだろう。」
 
しかしながら僕は、以下のように考えています。
「今後は予防医療やロボット技術が発展する。健康な高齢者が増加し、減少する労働者はロボットが代替する。
世界一の長寿と『ものづくり』の技術を持つ日本は、少子高齢化の解決策を世界に示すことができる。」
 
すなわち、「世界一少子高齢化が進んでいる日本」だからこそ、その解決策を世界に示すことができるチャンスではないかと考えています。
屋久島でバイタリティ溢れるたくさんの高齢者と会えて、そんな希望を感じることができました。
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診療所のみなさんと。筆者は写真一番左

 

番外編?屋久島観光日記

 
だいぶ真面目な話が続いてしまったので、ここからは屋久島観光の写真を何枚か挙げようと思います。
屋久島ファンの皆さんも、「いつか行ってみたいな」という皆さんも楽しんでもらえればと思います。
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「もののけ姫」で有名な白谷雲水峡へ突入!

紛れもなく「もののけ姫」

紛れもなく「もののけ姫」

屋久島は「人2万 サル2万 シカ2万」とも言われています

屋久島は「人2万 サル2万 シカ2万」とも言われています

干潮時のみ現れる幻の(?)海中温泉

干潮時のみ現れる幻の(?)海中温泉

 

エピローグ:旅の終わりに・・・

 
余談ですが、休日は鹿児島最南端の与論島へ足を伸ばしました。千葉から鹿児島、屋久島、与論島を巡りながら太陽の光を浴び続けたこの2週間。さながら夏を迎えに行く旅のようであり、時の流れの緩やかさに小学生の夏休みを思い出しました。
科学技術によってますます加速する世界を生きる僕たち。
折にふれて意識的に減速することも大事だなと強く感じました。
与論島の百合が浜にて。一番お気に入りの写真

与論島の百合が浜にて。一番お気に入りの写真

 
 
さて、これで屋久島征服完了(?)。次はどこを征服しに行こうかなあ。
 
 

 
UmeeT夏休み旅行記コンテスト、記念すべき最初のエントリー記事でした!
 
 

東大生による世界征服をもくろむ今企画、概要はこちらです。せっかくの旅行を心にとどめるためにも、サクッと気軽に書いて頂きたい!

 

参加希望は、DMでもメールでもメッセでも、この記事の下にある感想フォームからでも何でもOK!

記事内容は「夏休みに行った海外旅行の写真10枚程度+旅行のエピソードや感想500字程度」(あくまで目安です。500字って4ツイートとかで出来ちゃう! お手軽ですよね!

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それではみなさんのご応募、お待ちしてます~~

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ABOUTこの記事をかいた人

紺野大地

東大医学部を2015年に卒業、現在初期研修医。 興味がある分野は老年病、認知症、人工知能。 夢はbeyond human。

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