CGクリエイター・河口教授に聞く 新しい時代のマンガとデジタルコンテンツ

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「人と違うことをしたい!」

―たしかに東大の学生はコンテンツの中身そのものというより、それを伝えるための技術に対して貢献できる人の方が多いかもしれません。

そうした新しい技術を生み出せるような人間になるためにはどういったことが大切だとお考えですか?

 

やっぱりまずは「人と違うことをしたい!」というモチベーションを高めることではないでしょうか。私自身一番苦手なことは集団行動ですよ(笑)

 

今はインターネットの広まりによって世界中で同じ情報が得られるようになった。そうなるとどうしても画一化が進んでいきます。

 

私は5億年前の地球に強い興味を持っており、様々なことを生物の進化に見立てて考えてしまうのですが(笑)、実は新たな進化が生まれやすいのは、大陸ではなく小さな島だったりするんですよ。

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だから地理的にも精神的にもある程度限定された中にいるごった煮の人間の方が、実は新しいものを生み出すことが多いんじゃないかとも思いますね。

 

インターネット上の大量の情報の中にありながらも、やはりどこかで片足を出しておかなければいけないんじゃないでしょうか。何か自分の専門をもった上で世界を見ないと意味がないですから。

 

20代は暗黒時代でもいい

―なかなか難しいですね・・・。特に学生の中には「そもそも自分の専門にしたいことが見つからない、分からない」と考える人も多いと思うのですが、最後にそういった学生に何かメッセージをお願いします。

 

なんでもいいので興味をもったことを突き詰めてみる、それもなるべく人と違う方法で突き詰めてみるようにすることが大切でしょう。新しいものを生み出した人たちの仕事って、単なる流行にとらわれないその人しか出せない何かが必ず詰まっていますよね。これはクリエイターでも研究者でも文系でも理系でも同じだと思います。

 

ただ、突き詰めると同時に食っていかなければならないのもたしかで、ここは難しいところですね(笑) 流行に惑わされないことも大事ですがそうすると食っていけないという(笑) でも本当に人と違うものを生み出していれば30歳までに評価されますから。

 

逆に20代のうちは評価されない方がいいんじゃないかとも思いますよ。それこそ暗黒時代みたいな(笑)

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10代から続いて、地道に基礎技術を鍛える努力をする期間でもいいと思いますね20代は。20代でこれをしないともう手遅れではないでしょうか。20代は会社入って職について、30歳になったら新しいこと始めようとか思っている人もいるかもしれませんがそれでは間に合わないという気がします。

 

―たしかに、「とりあえず・・・」と考えてしまう学生には貴重なアドバイスになったと思います。

本日はお忙しい中ありがとうございました!

 

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ABOUTこの記事をかいた人

murata

文学部美学芸術学3年。ポップカルチャー全般。

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