【レビュー】東大生が梅雨に観たい映画10選、読みたい小説5選

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小説編

続いては小説の紹介です。窓を打つ雨の音をBGMにしながら読みたい作品ばかりです。

 

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『大いなる遺産』(チャールズ・ディケンズ)

「19世紀イギリス。孤児のピップは謎の人物から莫大な遺産を継ぎ、紳士修行のためロンドンへ向かう。これは老嬢ミス・ハヴィシャムが自分を養女エステラの婿にするための計画に違いないと信じていたピップだが……。暴かれるミステリー、切ないロマンス、そして作品全体に降り注ぐ陰鬱な雨。ゾクゾクする古典を梅雨に読みませんか?」(文学部3年)

『アルジャーノンに花束を』(ダニエル・キイス)

「先日ドラマ化されていましたが、この作品の素晴らしさは文字でないと伝わらないと思います」(文科一類1年)

『華麗なるギャツビー』(スコット・フィッツジェラルド)

「1920年代のニューヨーク。ジャズ音楽が鳴り響き、豪華で空虚なパーティーが毎晩のように開かれていた。宮殿のような屋敷の主は謎の男ギャツビー。彼は一度愛した女が忘れられず、「過去は繰り返せる」と信じていた……。デイジーとの再会を果たす雨のシーンがほろ苦い。梅雨の夜、一人で静かに読みたい一冊です」(文学部3年)

村上春樹が自分の読書体験を決定づけた3作のうちの1作として挙げていることでも有名な作品ですね。

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海外作品が続きましたが、最後に日本の作品も紹介して終わりにしましょう。

『関ヶ原』(司馬遼太郎)

「司馬遼太郎の作品で3巻にわたり関ヶ原の戦い周辺の時代が描かれています。様々な人物の思惑が交差し、戦いが起こりながらも、その後265年も続く幕府体制が敷かれていく転換期であるこの時代は、さながら激しい大雨の後地が固まり長い夏が続くという今の季節のようだと思います。真田丸も大人気なので平行して読んでみると面白いはずです。石田三成が愛おしいと同時に、島左近がとんでもなくかっこいい話です」(工学部4年)

『刺青』(谷崎潤一郎)

「有名な谷崎潤一郎の短編小説です。本当に短いのですぐに読めてしまいます。ダークな雰囲気の場面選びに加え、狂気と官能がこれでもかというほど美しい谷崎の文体で描かれているので、雨の季節にしっとり読むのにいいと思います」(工学部4年)

 

梅雨に観たい映画、読みたい小説特集。気になる作品は見つかりましたか。皆さんの教養の畑を耕す種がこの中から見つかれば幸いです。試験勉強に忙しい季節でもありますが、たまには映画や小説で一息入れるとしましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

murata

文学部美学芸術学3年。ポップカルチャー全般。

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