東大女子がみた、福島第一原子力発電所のいま。

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東日本大震災から5年を過ぎた今。

この5年間、多くの東大生が『被災地』と関わってきただろう。筆者もその一人である。

高校生の時、自分が進路を決めるちょうどその最中という人生の節目。

人の日常が、暮らしが、幸せが一瞬にしても脆く崩れてしまうのを目の当たりにしたあの日から『人が幸せに暮らし続けられる社会』って何なんだろう。と考えてきた。

そして、高校生のあの時の無力感が、大学生になった筆者が『被災地』と関わる源泉となっていた。

ただそんな筆者でも、どうしても、立ち入ることが難しい、もしくは憚られるような問題がある。

それが福島第一原子力発電所の事故。

 

東京にいて、報道されるのは『汚染水が漏れた』『遮断壁がうまくいっていない』『メルトダウン隠蔽問題』といった事故発生直後または収束作業に伴って生じる不具合がほとんど。

何が起きているのか、よくわからない。

きこえてくるのは『安全だ』『危ない』の極端な声。

そして何より、『だから原子力は危ない、反対だ』『いや、実際は必要でしょ』

原発の是非をめぐるイデオロギー問題のように捉われがちで、話すことさえタブー視さえされているかもしれない。

 

良いとか悪いとか、賛成だとか反対だとか、危ないとか安全だとかではなく。

一人の、東京に暮らす、大学生として『いま』をみてみたい。

そんな思いを抱いていた時に、福島第一原発の廃炉作業を社会に伝える活動をしている一般社団法人AFWの存在を知った。

なんと定期的に、一般の人の原発視察を企画しているという。

『福島県内の方、もしくは復興に従事されている方を最優先させていただきます』

視察の応募ページにはそう書かれていたが、ダメ元で視察をお願いするメールを送ってみた。

熱意が伝わり、受け入れてもらうことが決まったのが、4月。

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奥から1号機、2号機、3号機。

そんな経緯を経ていちえふ、東京電力福島第一原子力発電所へ行ってきた。

(注)いちえふ=東京電力福島第一原子力発電所の通称。

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